読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

NHK「クローズアップ現代」のツイッター批判について

2012-10-31 23:06:50 | ウェブ日記
先日、NHKの「クローズアップ現代」という番組でTwitter(ツイッター)が取り上げられました。
そこで繰り広げられたのはツイッターに対する必死の批判。
フォロワーが80人以上いて、1日に100ツイート以上している人はツイッター依存症で、治療が必要だなどと言っていたようでした
この件はツイッターでもかなり話題になり、この番組の感想ツイートがしばらく飛び交っていましたね。
ちなみに『NHK曰くフォロワーが80人以上いて、1日に100ツイート以上している人はツイッター依存症で治療が必要とのことなので、それならNHKはまず「@NHK_PR」の人を治療しなければならない』と突っ込みのツイートをしている人がいて、そのツイートが物凄い大拡散されていたのはウケました(笑)
「@NHK_PR」の人というのは毎日ツイッターでNHK番組のPRをしたりフォロワーさんと雑談したりしているNHKの人で、まさしくNHKが言うところの「ツイッター依存症で治療が必要」に当てはまるような人です(笑)

NHKがここに来てツイッター等のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を批判するのは、ネットの発達によってこれまでのような「テレビの世論誘導」が効かなくなってきたからだと思います。
一昔前なら国民が情報を得る手段はテレビと新聞くらいしかありませんでした。
つまりそれらマスコミの力を持ってすれば、国民に知られたくない情報を隠すのは造作もなかったというわけです。

しかし今の時代は違います。
ブログ、ミクシィ、ツイッター、フェイスブック等のSNSが発達し、国民それぞれがネットから情報を得て、また情報発信が出来る時代になりました。
それに伴い多くの国民がテレビや新聞の報道とネットで見る「生の情報」との間に大きな差があるのに気付くことになります。

例えば、何か大きな犯罪事件が起きた時、ネットでは韓国籍の在日韓国人の犯罪としてきちんと「本名」で報道されているものが、テレビや新聞ではなぜか「通名」で報道され、まるで日本人の犯行のように報道されたり。

例えば、フィギュアスケート世界選手権2011でロシアが震災に遭った日本を勇気付けるために行ってくれた素晴らしいセレモニーを、独占放送したフジテレビが一切報道せずに全てカットしたり。
※「フィギュアスケート世界選手権2011 ロシアの好意」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。

例えば、自民党政権時代に漢字の読み間違いやカップ麺の値段で連日連夜特集を組んで叩きまくっていたマスコミが、民主党政権になったらなぜかそれより遥かに悪質な野田佳彦首相の民団(在日本大韓民国民団)幹部からの違法献金問題を一切報道せずに隠蔽したり。。。

私はテレビや新聞の既存マスコミのこういった報道姿勢はおかしいと思います。
こういったマスコミのおかしさについて、ツイッター等のSNSでは猛烈な批判の声が上がっています。
現在進行形でマスコミのおかしな報道姿勢、「偏向報道」がバレていっているのです。
このネットから上がるマスコミへの猛烈な批判の声に危機感があるからこそ、NHKは「クローズアップ現代」でツイッター批判を展開したのではないかと思います。

実際にこの前の自民党総裁選の最中、マスコミ総出での常軌を逸した異常な安倍晋三氏バッシングもツイッターの猛反撃の前に敗れました。
※詳細は「ツイッター戦争回顧録」をご参照下さい。
この例を見ても、これまでのようなテレビ等既存マスコミによる世論誘導・世論操作が効きづらくなってきているのは明らかです。
何とかしてネットを抑え込みたい既存マスコミと、既存マスコミのおかしさを日本中に知らせたいネット。
現在進行形でこの二つの激突が起きているのが今の状況ですね。

NHKは仮にも公共放送であるにも関わらず、その報道があまりに酷過ぎて1万人もの人々から集団訴訟を起こされています。
公共の電波を扱うメディア、まして公共放送なのにこれはあり得ない酷さです。
NHKも何とかしてネットの批判を抑え込みたくて必死なのでしょうが、その報道が偏向しまくっているのはもはや周知の事実。
SNSの台頭という時代の流れの中で報道の偏向ぶりが知られていくのは既定路線なのではないかなと思います。

祖母の葬儀に贈る言葉

2012-10-29 19:57:11 | ウェブ日記
今日は祖母の葬儀でした。
昨日がお通夜だったのですが、そこにあった祖母の俳句や習字等の作品を展示したコーナーに私は目を奪われました。
それはどうやら、いとこのお姉様方が作った展示コーナーのようでした。
その中の一句、それはまさしく一カ月前、祖母の介護施設で見た素晴らしい一句でした。

朝焼けも 見事に染まり あかね雲

この一句を見た時、私はとても良い句だなと思い、祖母にも「良い句ですねー」と言ったものでした。
そして同時に、この句には「下の句」を付けたらより一層映えるのではないかという気もしました
この当時祖母は食欲が落ちて元気がなく、その知らせもありお彼岸で帰省して会いに行ったのでした。
なので次に会いに来る時はこの句の「下の句」を考えて、祖母と俳句や短歌の話で盛り上がれたら良いなと密かに思っていたのでした。
11月の下旬に三連休があるので、そこで帰省して会えればと思いました。

しかし、まさかの訃報。
あの時会ってからわずか一カ月、まさかこんなに急にお別れが来るとは思いませんでした。
私にとって「下の句」を祖母に渡せなかったことはとても悔やまれることでした。

そんな中、祖母の思い出の展示コーナーで再び出会ったあの一句。

朝焼けも 見事に染まり あかね雲

これを見た瞬間ハッとしました。
まさかお通夜の場でこの句に再会出来るとは。
そしてやはり、この句には「下の句」があればより映えると確信。
ぜひ「下の句」を作り、祖母の棺に入れてあげようと思い立ちました。
昨日の夜、通夜が終わって家に帰ってきてから「下の句」の考案に取り掛かりました。
そして出来たのが、以下の「下の句」。

旅路にそそぐ 武甲の光

祖母の「上の句」とつなげると以下のようになります。

朝焼けも 見事に染まり あかね雲 旅路にそそぐ 武甲の光

空が茜色に染まるような爽やかな朝の日、祖母の天国への旅路には武甲山からの光が降り注いでくれている、という意味を込めています。
祖母の実家は埼玉県の秩父市というところにあり、そこの名物が武甲山という山。
おそらく祖母の「上の句」も晩年を過ごした介護施設から武甲山を見ながら詠んだ一句なのではないかな、という思いからこの「下の句」にしました。
これで「上の句」と「下の句」が合わさり、5、7、5、7、7の短歌、祖母へのお別れの言葉、贈る言葉の完成です。
祖母の詠んだ「上の句」の横に私の「下の句」を添えて、棺の中に入れました。
最後の最後、祖母に「下の句」を届けることが出来て本当に良かったです
祖母のご冥福をお祈り致します。

<第66回読書世論調査>

2012-10-28 13:50:12 | ウェブ日記
「読書の秋」ということで、読書の話題をいってみようかと思います
gooのニュースで<第66回読書世論調査>という記事がありました。

毎日新聞が8~9月に実施した「第66回読書世論調査」の結果が25日まとまった。
自分の人生を変えたり、生き方に影響を与えた読書体験があるかを尋ねると、約2割が「ある」と答えた。
どの年代とも、10代か20代でそうした本に出会ったという人が多く、若いころの読書が人生の支えになっている様子がうかがえる。
ニュース記事の詳細をご覧になる方は以下からどうぞ。
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20121026ddm012040030000c.html?fr=rk

これはなかなかタイムリーな記事だなと思います。
つい先日そんな感じの記事を書いたばかりだったので。
その時の「綿矢りささん」という記事に書いたとおり、私の人生に影響を与えたのは綿矢りささんの「蹴りたい背中」という小説です。
この読書体験によってそれまで読むのは漫画が大半だったのが、小説も色々読むようになっていきました。
gooニュースの記事に「10代か20代でそうした本に出会ったという人が多い」とありますが、私もまさにそうです
やはり若い頃の読書体験が後の人生に大きな影響を与えるのかなと思います。
私の場合は、「蹴りたい背中」によって読む物の幅が広がったのは良かったです。
これからも色々な作家さんの本を読んでみたいと思います

寒い1日

2012-10-27 16:11:27 | ウェブ日記
今日は朝から肌寒かったです。
天気もあまり良くなく、気温が上がりずらいようですね。
お昼ごろからようやく空が明るくなり始め、じりじりと気温が上がってきた、そんな感じです。
とはいえ薄着で過ごすには厳しく、秋の深まりを実感する今日この頃です。

この時期は「ひと雨ごとに秋が深まる」と言いますね。
本当にそんな感じで、周期的に天気が変わる中、ひと雨ごとに確実に秋が深まっている気がします。
関東でも北部や標高の高いところではそろそろ紅葉が始まりつつあるようです

朝晩の冷え込みが目立つようになると、服の調節にも気を使うようになります。
朝は厚めにして、昼間は羽織っていたものを一枚脱いでも大丈夫な感じで、夜になるとまた厚めにします。
これが真冬になると一日中厚着になるので、服の調節に気を使うのは秋が深まっていくこの時期だけですね。
うまく調節して風邪を引かないように気を付けたいと思います。

そんな中、明日は競馬の第146回天皇賞・秋(東京競馬場、GⅠ、芝2000m、18頭)が行われます。
せっかくの晴れ舞台、どうせなら爽やかな秋晴れの中で行われてほしいところですが、これも周期的な天気の移り変わりで、明日は雨になりそうです
そうなると重馬場でのレースになりそうですし、各馬にとってどう影響するか要注目です。
何はともあれ、良いレースを期待したいと思います

ドトールのモンブラン

2012-10-26 20:00:51 | グルメ


写真はDOUTOR(ドトール)のケーキセット
今回は「モンブラン」を選びました。

深みのある味わいのモンブランクリーム。
しっとり、まったりとしていて、ほのかに洋酒の香りがします
モンブランクリームの中には、生クリームが入っています。
そして生クリームの中には、濃厚マロンクリームが入っています。
とても「秋」が感じられるスイーツです

普段ケーキ類はわりと早めに食べる私ですが、これはゆっくりじっくり味わいたい感じでした^^
なかなか大人な感じのスイーツだと思います。
また機会があれば食べてみたいと思います

東京都の石原都知事が辞職、新党結成を表明

2012-10-25 21:25:15 | 政治
今日は東京都の石原慎太郎都知事が「今日をもって都知事を辞職する」と述べ、辞職の意向を明らかにするという驚きのニュースがありました
そして石原都知事は自らが党首となる保守勢力を結集した新たな政党を結成し、自身も次の衆議院選挙に立候補する意向を明らかにしました。
さらに橋下徹大阪市長率いる「日本維新の会」と連携し、民主党、自民党に対抗する「第三極」の勢力結集に取り組んで行く考えも示しました。

gooニュースより
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20121025-567-OYT1T00905.html

この突然のニュースには本当に驚きました。
私は何だか「るろうに剣心」という漫画の大久保利通が暗殺された場面が思い浮かびました。
第7巻の第57幕「明治11年5月14日-午後-」の回です。

「大久保卿暗殺!内務卿暗殺!!  時代が再び 流れ始めた…」

あの場面が鮮明に思い浮かぶような、驚きのニュースでした。

それにしても、橋下徹氏率いる「日本維新の会」と連携とは。
橋下徹氏はどうやら「外国人参政権」の賛成派のようなのですが(この時点であまり信用できないです)、それで連携して本当に大丈夫なのでしょうか。
そして橋下徹氏が外国人参政権の賛成派ということは、自動的に「人権侵害救済法案」の賛成派の可能性が高いことも意味しています。
以前「人権法案からの外国人参政権」という記事に書いたとおり、この二つは密接に関係しているからです。
これで本当に保守勢力の結集となるのか、気になるところではあります。
石原慎太郎東京都知事は保守派の政治家で人権侵害救済法案にも外国人参政権にも反対なので、橋下氏のこの考えを押さえ込む自信があるということなのでしょうかね?

それにしても、これでまた政界の風向きが変わりました。
よく「政界は一寸先は闇」と言いますが、本当にそうだなと思います。
先の展開が読みずらくなりましたね。
「ONE PIECE」で言うところの「時代のうねり」が起きそうです。
どうなるかは分からないにしても、これで「近いうちに」と言われている衆議院の解散総選挙に向けて、役者が出揃った感はあります。
ついに出る人が出てきました。
私的には再起した安倍晋三氏に最も期待しているのですが、非常に発言力の強い人が出てきただけに、今後の政局に注目しています。

綿矢りささん

2012-10-24 20:22:52 | ウェブ日記


私の読書人生に大きな影響を与えたのが綿矢りささん。
2004年の1月、「蹴りたい背中」で第130回芥川賞を史上最年少で受賞したことで空前の話題になりました。
当初はそれほど関心を持たなかったのですが、2月になってついに「読んでみようかな」という気になり、本屋さんに行って「蹴りたい背中」を購入しました。

そしてページを開いてみて。。。
最初の3行を読んだだけであっという間に物語に引き込まれました。
あの時の感覚は今でも覚えています。
ハッとするようなドキッとするような、さらに胸を圧迫されるような緊張感が漂い、それでいて強烈に興味を惹く文章でした。
そのままドキドキした心理状態でどんどんページをめくっていき、引き込まれていきましたね。
文学小説であんなに緊張した心理状態になったのはあの時が初めてだったと思います。

それをきっかけに、綿矢さんのデビュー作である「インストール」も読んでみて、そちらもかなり面白かったことから、今まであまり興味のなかった「文学小説」というものに興味を持つようになりました。
そこから次第に読書の幅も広がっていき、後に三浦しをんさんや伊坂幸太郎さん、石田衣良さん等の作品もたくさん読むようになりました。
たぶんあの時「蹴りたい背中」に出会っていなかったら、今ほど小説というものを読むようにはなっていなかったと思います。
それほどまでに絶大な影響を与えた一冊でした。

そんな綿矢りささんですが、これまでに単行本を6冊ほど刊行しています。
出した順に並べると以下のようになります。

インストール        第38回文藝賞受賞作
蹴りたい背中       第130回芥川賞受賞作(史上最年少)
夢を与える
勝手にふるえてろ
かわいそうだね?
ひらいて

「蹴りたい背中」から「夢を与える」までの間に3年間かかったりと、結構スランプな時期もありましたが、最近はそれを乗り越えたようで何よりです
最近の作品では「かわいそうだね?」がかなり良かったです。
このほかにも短編をいくつか書いているので、そのうち短編集も出るのではないかなと思います。
やはり一番好きな作家さんなので常に新作が出るのを楽しみにしています^^
これからも綿矢さんらしく、感性に訴えるような作品をどんどん出していってほしいと思います

今度は韓国の国会議員15名が竹島に不法上陸

2012-10-23 20:56:01 | 政治
今度は韓国の国会議員15名が竹島に不法上陸するという暴挙に打って出ました。
私は自民党参議院議員・佐藤正久さんのツイッターでのツイート(つぶやき)を見てこのことを知りました。
佐藤議員といえば自衛隊のイラク派遣で「ひげの隊長」と呼ばれていたことからわりと知っている人も多いのではと思います。
以下に佐藤議員のツイートをご紹介します。

佐藤正久 ・@SatoMasahisa
韓国国防委員会所属15名の国会議員が、竹島に上陸した。
これは李大統領の不法上陸以来、初めての閣僚や国会議員の上陸となる。
これは事前に厳しい対抗措置もちらつかせ、絶対に阻止すべきと何度も政府に申し入れたが、野田政権は従来の弱い申し入れのままだった。
結果、上陸を許した。何やってんだか

佐藤正久 ・@SatoMasahisa
韓国国会議員の竹島不法上陸、Twitter仲間の皆さん、韓国大統領の不法上陸や天皇陛下への非礼発言等への決着を曖昧にさせたまま、関係改善に動いた野田政権の失態との見方もできると思いませんか?
情けなさ過ぎる!
野田政権には主権や領土に関わる外交交渉は無理だと思う

まさに佐藤議員のおっしゃるとおりで、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島不法上陸や天皇陛下への侮辱、野田佳彦首相が送った親書の送り返し等の暴挙の数々を曖昧にしたまま甘い対応をするからこういうことになるのです。
特に天皇陛下への侮辱は絶対に許されるものではなく、民主党政府がろくに謝罪も求めないことには強い不信感があります。

そして先日の「まさかの裏切り -日本政府、韓国に投票-」という記事に書きましたが、先日行われた国連安全保障理事会の非常任理事国選挙で、日本は玄葉光一郎外務大臣の指示で韓国に投票しました。
その結果がこれかよ…という強い憤りを感じます。
まさに「恩を仇で返す」を地で行く行為で、結局これが韓国という国の現実であり実態なのだろうと思います。
平気でこういうことをしてきます。

またこの一件を見ても明らかなように、民主党政府は完全に舐められています。
「こちらが何をしてもどうせ大した反撃は出来ないだろう」くらいに思われているのではないでしょうか。
佐藤議員のツイートに「野田政権には主権や領土に関わる外交交渉は無理だと思う」とありますが、全くそのとおりだと思います。
早く衆議院の解散総選挙をしてほしいです。

それと、日本のテレビマスコミがこの件をどう報道するのかにも注目ですね。
先日の「まさかの裏切り -日本政府、韓国に投票-」の件は一切報道せずに隠蔽していました。
その結果、韓国大統領の天皇陛下侮辱への謝罪もさせないまま韓国に投票→韓国が国会議員15名による竹島不法上陸でこの恩を仇で返すという構図が、肝心な部分が隠された状態で報道されることになります。
先ほど見た「NHKニュース7」でも日本が国連安保理の非常任理事国選挙で韓国に投票していた件は全く報道されませんでした。
その部分が報道されていれば、「ふざけるな、何なんだ韓国という国は」と事実が広く知れ渡ったことでしょう。
ただマスコミにとってはそうなると困るので、肝心な部分を隠して報道するというわけです。
私はこういった偏った報道、「偏向報道」は良くないと思います。
韓国という国の一連の非常識さを隠さずきちんと報道すべきだと思います。

まさかの裏切り -日本政府、韓国に投票-

2012-10-21 19:36:25 | 政治
先日行われた国連安全保障理事会の非常任理事国選挙。
国連安保理は任期がない5つの常任理事国(アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシア)と2年任期の10の非常任理事国で構成されています。
この非常任理事国10カ国のうち、今年末で任期が切れる5カ国の改選を行いました。

今回アジアグループでは1枠をめぐり韓国、カンボジア、ブータンが立候補していました。
結果は韓国が非常任理事国に選出されました。
そして日本は、玄葉外務大臣の指示で韓国に投票。
1回目の投票では大の親日国であるブータンを裏切り、2回目の韓国対カンボジアの決選投票でも韓国に投票。
私にはこれがどうしても許せないのです。

たしかにこれが平時であれば、様々な事情を鑑みて、韓国に投票するのもやむを得ないのかも知れません。
しかし今は全く状況が違います。
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島に不法上陸し、天皇陛下を侮辱し、野田佳彦首相が送った親書を送り返すという暴挙の数々を侵しました。
特に最悪なのが天皇陛下への侮辱であり、これは詳細な記事を書いているので以下をご参照ください。

「韓国大統領が天皇陛下を侮辱」
「日本人の怒り」

これらの記事に書いたとおり、韓国は完全に一線を越えてきました。
改めて説明しますが、天皇陛下は世界的に見ても極めて権威の高いお方で、天皇陛下と並び立てるのは世界中を見回してもローマ法王とイギリスのエリザベス女王くらいしかいません。
つまり世界最高峰の権威を持つお方なのです。
その天皇陛下を侮辱しておきながら、韓国の李明博大統領は未だに謝罪もしていません。
それなのに玄葉外務大臣の指示で韓国に投票とは一体どういうことなのでしょうか。
これが民主党政府の考え方なのでしょうか。
天皇陛下が侮辱されても別に謝らなくても良いと?
これではあまりに酷過ぎます。

さらにこの酷過ぎる対応を見ていると、竹島の件でのICJ(国際司法裁判所)への提訴も本気でやる気があるのか非常に疑わしく思えてきます。
とにかく民主党の場合は弱腰というより最初から戦う気がなく、国を売るような行為(いわゆる売国)を平気でやるのが目につきますね。
韓国大統領があれだけ暴挙の数々をしたのに玄葉外務大臣の指示でよりにもよって韓国に投票、これはあり得ないです。
この一件で改めて民主党の酷さを再認識しました。

そして例によって、この一件を全く報道しない日本のテレビマスコミ。
伝家の宝刀、「報道しない自由」をまたしても使ってきました。
韓国に対しては絶賛ばかりして都合の悪いことは報道しないで隠すというこのやり方、こういった偏った報道姿勢を「偏向報道」と言います。
李明博大統領の暴走によって今までのような韓流ゴリ押し韓国大絶賛放送はやりずらくなったと思いますが、この一件を見る限り相変わらず都合の悪いことは隠すつもりのようです。
民主党の酷さとともにマスコミの酷さも再認識した気がします。

「十六夜荘ノート」古内一絵

2012-10-20 21:46:20 | 小説
今回ご紹介するのは「十六夜荘(いざよいそう)ノート」(著:古内一絵)です。

-----内容-----
この屋敷には、「なにか」ある。
ひとり静かにこの世を去った大伯母から、高級住宅街にある古い洋館を遺された雄哉。
思わぬ遺産に飛びつくが、なぜか屋敷は「十六夜荘」という共同住宅(シェアハウス)になっていた……。
社会からドロップアウトした変わり者たち―
40代無職のバックパッカー、タイ出身の謎の美女、ひきこもりミュージシャン(自称)、夢を諦めきれずにいるアラサー美大生―
が住む「十六夜荘」を大伯母はなぜ、雄哉に託したのか。
そして屋敷に隠された秘密とは?
ひとつ屋根の下、現代と戦中が交錯する、記憶をつなぐ物語。

-----感想-----
物語の主人公は二人。
一人はマーケティング会社のグループ長を勤める雄哉。
もう一人は雄哉の大伯母である玉青(たまお)。
雄哉のほうは現代を舞台に、玉青のほうは戦中時代を舞台に、それぞれ交互に物語が進んでいきます。

ある日雄哉のもとに大伯母である玉青の代理を名乗る謎の行政書士がやってきて、大伯母の死、そしてその遺産の一部である高級住宅街にある古い洋館、その相続人が雄哉だということを知らされます。
突然のことに驚く雄哉ですが、目黒の御幸が丘という高級住宅街にある洋館ということで、その資産価値ににわかに色めき立ち、どんな建物なのかを見に行くことに。
しかしそこは「十六夜荘」という共同住宅(シェアハウス)になっていて、妙な住人達が住み着いていました。
せっかくの遺産、まして高級住宅街ということもあって建物よりむしろ「土地」に目をつけていた雄哉は、この住人達をさっさと追い出そうと算段を巡らせます。
ただ行政書士の話を聞くうちに、どうやらこの建物は大伯母のほかにもう一人「蔡宇煌」という謎の人物が共同権利者になっていて、遺産相続のためにはその人物を探し出す必要があることを知ります。
思わぬ展開にイラつく雄哉でしたが、この人物の謎を解くために奔走するうちに、徐々に十六夜荘の謎、そして若き日の大伯母の姿が見えてくるのでした。

大伯母の玉青の物語は、戦中を舞台に繰り広げられます。
戦中とは大東亜戦争(太平洋戦争)、第二次世界大戦のことです。
玉青の物語は昭和13年から始まり、14年、17年、18年、19年、昭和20年、昭和20年夏、21年、22年と続いていきます。
華族として激動の時代を生きた玉青の姿がそこにはありました。
現在の、共同住宅(シェアハウス)になっている古びた十六夜荘とは違う、綺麗に整えられた立派な洋館。
玉青の家は職業軍人の家系で、この家の男たちは軍籍につくことを避けて通ることはできません。
家にはキサさんやスミさんという使用人がいて、継母の楓さん、その子の、玉青にとっては腹違いの妹となる雪江、そして兄の一鶴がいます。
一鶴は兵学校を卒業すると同時に男爵を継承し、海軍省の報道部に配属されています。
普段は忙しくてなかなか家には帰ってこれませんが、たまに休暇を取って帰ってきたときにはみんなで大盛り上がり
父亡き今、一家の当主たる兄の存在感は一際輝いていました

そして兄の報道部の仕事の一環として屋敷に集まる、個性豊かな面々。
みんな風変わりですが美術の才覚があって、屋敷に来ては色々な絵を描いていました。
この人達のマナーの悪さに厳格なキサさんは怒ることもしばしばでしたが、玉青や一鶴はそんな光景も微笑ましく見ていました。
ピアノも弾ける一鶴が曲を弾き始めると、絵を描くみんなやそれを眺める玉青たちの光景が曲に乗って思い浮かんでくるようでした

しかし、月日とともに次第に悪化していく戦況。
昭和17年の場面では真珠湾、マレー沖海戦、シンガポール陥落と、日本軍の快進撃が続いているとあったものが、続く昭和18年では重苦しい雰囲気に変わっていました。
やがてついに兄の一鶴も出征することになり、さらに屋敷に来て絵を描いていた人達にも赤紙が来て戦地に赴くことに。
昭和20年にはとうとう玉青の屋敷のすぐそばでもアメリカ軍による爆撃があり、玉青たちは憔悴しきりに。
それでも、きっと生きているであろう戦地で戦う兄の一鶴を想いながら、玉青たちは地獄のような爆撃を耐え忍ぶのでした。

そして昭和20年夏、敗戦。
そこから続く21年、22年が、玉青の本当の戦いの始まりでしたね。
雄哉も色々調べていくうちに、親戚の間ではなぜかあまり評判の良くなかった玉青の、本当の姿、生き様に気付かされていきます。
なぜ現在の屋敷が「十六夜荘」という名前になっているのか、なぜ玉青は雄哉に「十六夜荘」を託したのか。
全ての謎が解けた時、雄哉ははっきりと大伯母である玉青の偉大さを知るのでした。

それと、この作品では旧日本軍がだいぶ愚かな集団として描かれているので、私からは過去に書いた以下の記事を付けておきます。
「ASEANの旗」
これでバランスが取れるのではないかなと思います。
たしかに旧日本軍には愚かな部分もあったようですが、しかし「ASEANの旗」で書いたように、欧米列強によって植民地にされていたアジアの国々は、日本の戦いぶりに大いに感謝してくれています。
作中のような悲惨さとともに、植民地にされていたアジアの国々の解放という役目も果たしたということを、ぜひ覚えておいてほしいです。


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