(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん)
6月22日、アイドルグループNGT48研究生の渡邉歩咲さんと高沢朋花さんから6月30日をもって「活動辞退」となる発表がありました。
二人は運営の株式会社AKSから参加禁止圧力の掛かっていた山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」に駆け付けた勇気ある七人のうちの二人です。
正規メンバーが「卒業」なのに対し、研究生の場合は「活動辞退」となるようです。
下記写真のようにオフィシャルサイトに活動辞退の言葉が載りました。
(渡邉歩咲さんの言葉)
(高沢朋花さんの言葉1)
(高沢朋花さんの言葉2)
(高沢朋花さんの言葉3)
渡邉歩咲さんは「フォトログ(NGT48各メンバーの公式な写真付きブログ)」のほうに長文で気持ちが綴られていました。
(渡邉歩咲さんフォトログの言葉1)
(渡邉歩咲さんフォトログの言葉2)
(渡邉歩咲さんフォトログの言葉3)
(渡邉歩咲さんフォトログの言葉4)
(卒業公演「太陽は何度でも」にて、山口真帆さんと高沢朋花さん)
高沢朋花さんはまだ高校一年生の16歳ですが、文章が凄かったです。
よくこの年齢でこれほどの文章が書けるなと思いました。
「アイドルとしてというよりも人としてその時に感じた自分の気持ちに正直に、ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」
「人としてその時に感じた自分の気持ちに正直に、ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」は、明らかに山口真帆さん暴行事件と、事件への運営の酷過ぎる対応を目の当たりにしての思いだと分かります。
アイドルである前に、「人として」この事件から目を逸らしてはいけないのをまず考えたのだと思います。
「目を逸らしてはいけない」は山口真帆さんが4月21日の卒業発表時に語った言葉の中にもあります。
「ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」とあるのは、この事件から目を逸らして見て見ぬふりをしてアイドル活動をするのは、まっとうな人生の歩み方ではないと考えたのだと思います。
そして高沢朋花さんは事件を見て、犯人とプライベートで繋がっているメンバー達の行いは人として駄目だと思ったのだと思います(山口真帆さんのツイッターでの告発からは、少なくとも三人のメンバーが犯人の男二人による襲撃に関与していたことが分かり、そのうちの二人は西潟茉莉奈さんと太野彩香さんだと言われています)。
そのメンバー達が処分も受けず居座っているのを見て、そんな人達と一緒には活動できないので自らが出ていくしかないと思ったのだと思います。
「自分を好きでいるために自分自身が正しいと思う事を信じて強い意志をもって、これからの人生を生きていきます」
「自分を好きでいるために」という言葉が凄く印象的でした。
もし犯人とプライベートで繋がっているメンバー達を何の処分もせず居座らせたまま再出発するという運営の方針に従うと、自分を好きではいられなくなるということだと思います。
何の処分もなく居座っているのは許せるものではないのだと思います。
(卒業公演「太陽は何度でも」にて、山口真帆さんと渡邉歩咲さん)
渡邉歩咲さんのフォトログはツイッターで「涙なしには読めない」と語っている人を見かけました。
ファンの方への「また会いたかった。笑顔を見たかった。」という言葉には、無念の気持ちを物凄く感じました。
さらに「私は公演に4回しか本出演したことがない」や「家族にもお披露目やイベントを含め、1度も見せることができませんでした」といった言葉にも悲しさを感じました。
「自分の意見や気持ちを全てはっきりと伝えることができなくてごめんなさい」という言葉からは、運営の検閲を受けていて書けないことがあるのが分かりました。
加藤美南さんがインスタグラムでうっかり複数人で山口真帆さんをいじめていたのを自白する形の投稿をした問題で、メンバー全員がツイッターやインスタグラムの更新をしばらく禁止にされたため、検閲のあるフォトログしか使用できずやりきれない思いがあるのだと思います。
また、襲撃事件の後や運営の酷すぎる対応の後、親御さんとの話し合いで「こんな最悪なグループに居てはいけない」という説得を受けたのではないかと思います。
高沢朋花さんも同様の説得は受けたのではと思います。
私は最近初めて渡邉歩咲さんの動画を見ましたが、非常に声が小さく雰囲気も儚く、話し方からは優しい子なのがよく分かり、戦いには全く向いていないです。
こんな子が山口真帆さんのようにメンバーからいじめられたりメンバーと繋がっている男達から襲撃されたりしたらひとたまりもないです。
親御さんは当然心配すると思います。
ただしこんなひ弱な雰囲気の子でも卒業公演に駆け付けたのを見ると、内に自身の意思をしっかりと持っている子なのが分かります。
さすがにこれらのことをそのままストレートにフォトログには書けないので「自分の意見や気持ちを全てはっきりと伝えることができなくてごめんなさい」になっているように見えます(オブラートに包みながらも極悪メンバーと鬼畜の運営は人として駄目だと書いた高沢朋花さんの文才はかなりのものだと思います)。
卒業公演後の、この時の雰囲気はとても楽しそうです。
研究生のため卒業公演が開催できない二人にとっては、これが最後の公演となりました。
二人とも自身の心に正直に、この公演に駆け付けており、最後の公演がこの公演になったのは凄く良かったのではないかと思います。
私は二人にお手紙を書こうと思います。
未だかつてアイドルにお手紙など書いたことのない私ですが、今回は思うところがあります。
何も悪いことをしていないのに、真面目に活動していたのに、極悪メンバー達と鬼畜の運営によってNGT48への世間からの信用が地に落ち、二人がアイドルの夢を断たれるのは酷過ぎると思います。
私のような普段はアイドルを見ていない人でも、運営の圧力や犯人とプライベートで繋がっているメンバー達の脅威に屈せず卒業公演に駆け付けたお二人の勇気には胸を打たれたのと、お二人のことを知ることができて良かったというのを伝えられればと思います。
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今の世の中、考え方も多様化し、善悪、正誤、もあやふやで、昔なら、到底通す事のできなかった事も、グレーゾーンなら、大きな力が働いて、通ってしまう事があって、驚きます。
常識・・・と言う枠も、様々な事において、あやふやになり、枠がなくなってきたかもしれません。
なので、問題を解決するのが、事によっては、難しいです。
私は、この記事の件に関して、あまり詳しくは、知らないのですが、1つ言える事は、新しく歩む道を、安全に、歩いて行っていただきたいと言う事ですね。安心して歩いて行ける道を見つけて、良い景色を見ながら、歩いて行ってほしいと言う事。
はまかぜさんは、お手紙を書こうかと思われているのですね。
温かい気持ちが伝わると良いですね~
この件、元々の始まりはNGT48の特定のメンバー達とプライベートで繋がっている男二人が山口真帆さんを暴行したことでした。
西潟茉莉奈さんと太野彩香さんが警察に取り調べを受けたことから、少なくとも犯人はこの二人に山口真帆さんを襲うように言われたと供述したと考えられます。
そして渡邉歩咲さんと高沢朋花さんはこの事件と、事件後の運営の酷い対応を見て思うところがあり、活動辞退の決断になったのだと思います。
新しく歩む道、ぜひ安心安全なものになってほしいです
お手紙、7月30日まで受け付けているようなのでぜひ書きたいと思います。
気持ちを伝えられればと思います