玄徳道

道を語るブログです。

済仏訓、天地人のはたらき道。

2021-08-03 04:35:00 | 道院
人は万物の霊長であり、しかも天地人の三つのはたらきの中におり、これらは、まことに不可思議にして、相互の密接な関連性をもっている。

天のはたらきは、何であろうか、それは太陽と月と星の三光である。

空には、多くの星や、雷、いなびかり、雲、露、雨、雪、霜、霧など、その時にしたがって、それぞれが変化するのである。

地のはたらきは、山川草木、空を飛び、地に潜む動植物や、胎卵湿化などは、各々生成化育しているのである。

人のはたらきは、聖人や賢人や哲人など、その優れた人材は歴史上においても多く輩出し、偉大な足跡を残してきたのである。

以上述べた天地人の三つのはたらきの中で、人のはたらきをもって万物の霊長となすのも、当然のことである。

この万物の霊長の霊とは、たとえ一時的には、霊長であっても、永遠にこの霊を守り保つことは難しいのである。

これに対して天のはたらきは不変であり、そしてその変化は知らず覚らずの内に現れてくるのである。



地のはたらきは生成化育して、万物を生じ、変化するのである。

生があれば変化あり、生ずるところ、変化するところは皆異なっているのである。

昔の桑畑が大海となるように、歳月の移り変わりによって大きな変化をもたらすのである。

これらの変化は、動中の静の変化あり、静中の動の変化があり、各々そこに、不可思議な現象をあらわすこと千変万化である。

そもそも、人のはたらきには、上は天に通じ、下は地に接し、中は万物を和し、その動には、原因があり、その変化にも、必然的なものがある。

故に人は、天地と息息相通じているが、また、多くの変化をもたらすのである。

そこで、人は万物の霊と称されるが、しかし万物を害することも多いのである。

天地のはたらきの多くが、その生成化育を助けているのに、人のはたらきは常に変化が多くて、その極まるところ、人類に対する災害も極めて深刻である。

人のはたらきは、常に変化しやすい。

それらは、人間の善悪が定まることなく、不安定であり、一時一刻の間に善ともなれば、悪ともなる。

それは、嗜欲が外より攻め、邪悪が内より誘い、その心を乱し、邪道に赴いているのである。

そこで、神聖仙仏がこれを憂い、ありとあらゆる方法を考えて、これを救うのである。

その救う方法は、ただ、修道のみが唯一の正しい道である。
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