天八(あめひら)け、海八(あまひら)け、目出度き目出度き龍宮の縁の日であるぞ。
龍宮乙姫は、多岐都速川乃瀬には瀬織津姫の神と現れ、大海原には、龍宮乙姫速秋津姫神と現れ、佛事には、八臂弁財天とあらわれるのじゃぞ。
宗像の神と現れては、世の流れ変えてまいるぞ。
さあ、天の御中の五柱の別天津神、アオウエイの言霊、音霊と成り鳴り現れ、陰陽五つ(一 三 五 七 九・二 四 六 八 十)の数霊となり、青 黄 赤 白 黒 、五色の色霊と成り、形ある現の世は成りたぞ。
この地球の上に五色人種を住まわせ、木火土水の五行を恵み、道を外れてはならぬと五倫、五常の道を授け人の世の始めとなりたぞよ。
さあ、この地球は五大陸で成り、オリンピックの五輪の輪となる。
扨も、コロナ禍おさまらず、荒れる世界の様を見てこのような時にオリンピックを開くなど、考えられぬと思った者も多く、様々の物議、渦巻く中、一年の延期となりたがこの令和三年開催となりたのであるぞ。
競技をいたす選手は、勝ち負けある中にルールを守り純粋に、立ち向かっても未だ未だこの時世であるから、世界の関心はオリンピックや選手を国威発揚や、金儲けや政治に利用しておる事もあるが、その奥には、このような大変な時代であればこそ、この日本が開催なさねばならぬ神の図(はか)りあっての、事であるぞ。
今や世界は平和を保つ為、国連やその他の組織で様々の規約や規則を定めて争いが起こらぬように計(はか)りておるが現実は、宗教思想、我信じる道を守る為、そして、利害の為に、切格平和の為に決めた規則も守らず、策をめぐらせ、だまし合い、その末は戦争と争い絶え間無き世といたしておるのであるぞ。
核兵器もそれを使えば人類滅亡となる事は皆判りておりても核兵器をもって威嚇し合い、他国の核の傘下で守られておると、大国の言いなりになっておる日本のような国もあるのじゃぞ。
核兵器を使う戦争で人類が亡びてならぬから、先の大戦では、日本を犠牲にして、広島長崎を原爆を落とし、近くでは津波による福島原発の損壊で核の恐ろしさを世界に見せつけた、日本であるに、八月六日、広島原爆記念日の式典で日本の首相ともあろう者が、挨拶の中で一番大事な、核禁止条約のページを読み忘れるような、真(まこと)に情けない有り様であり、国の柱と立たねばならぬ政治家が世界の大国や金権主義の金毛九尾の自在となり、性根を失い腑抜けとなりておる様を、ありありと見せたる広島原爆記念日でありたぞよ。
コロナ対策も後手後手でままならぬ。
そのような中でオリンピックの開催…スポーツに於いては優勝劣敗はつきものでありて、勝てば喜び敗(まけ)れば悲しむが、規則に反すれば失格となる厳しい定めで純粋が守られてあるスポーツであるぞ。
五大陸が、輪結びで治まり恒久の平和を目指すオリンピックであり、世間の経済や様々の営みも、今も先の世も優勝劣敗、勝ち負けはあるが…決めた規則をいまさら良く守る世と、開かねば争いは絶えぬのであり、規約規則を正しく守らねばならぬのが、大和の国、日本の使命でおるから、この大難の世である故に、大和(輪)の世の先魁(さきがけ)とこの日本に無理矢理でもオリンピックの開催を、させたのであり。その神意を覚らねばならぬぞよ。
当に猿蟹合戦の今の有り様であり、金権主義の猿に熟した柿は奪われ、青い渋柿を投げつけられようとも、それに負けず、猿を押さえつけたる臼、即ち宇主(Θ)宇宙大元の神、国祖艮金神を始め世の元からの神々、人と為す世の営みの正邪善悪を神法に照らして見ておる事を忘れる事無く、皆、正しく神法を守る、子蟹即ち神の子と育たねばならぬのであるぞ。
扨も、猿蟹合戦の型は三河の国に見せてあり、親蟹が三河の国、子蟹が三河湾の佐久島であるぞ。
子蟹が、立派に育つ事、真実が明らかになる世を神は待てども未だ未だ先の事じゃ。
人類が立派な子蟹と、育つまでには未だ未だ様々な試練を越えねばならぬのじゃ。
人が現の世に生まれて来たのは、喜び悲しみ様々の事を体験し、豊かな御魂と育つ為じゃ。
未だ未だ真実の事が明らかにならぬ利己主義(われよし)の世であり、矛盾だらけの世であるが、人節人節、大芝居の舞台が進む程、真実(まこと)の事が明らかとなる水晶の世となり、ヅル賢いさるも改心して子蟹と共に力を合わせ、国々の道が立ち、勝ち負け優劣は何時の世もあるとしても、共に理解し、慈しみ、助け合う世と開いてゆくのであるぞ。
その意に於いて東京ニ0二0オリンピック、二ニは御祓の数、又、二ニ(富士)は晴れたり日本晴れ、御祓の節を越え、その末に、日本晴れの世が来るのじゃ。
これから様々の節あれど、自分よがりの考えとならぬよう。流言蜚語に迷わされぬよう、真実に向け、皆で和(輪)となり、進む世と開くのであるぞ。
言霊神也 ン
令和三年八月八日龍華斎修聖拝書