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うたのイラスト(或る日突然)

1969年のトワ・エ・モワのヒット曲。
今までただの友達だったのに、「或る日突然」思春期の恋に目覚める二人を歌った歌なのですが、こういうテーマは今は歌にできないでしょうね。
今なら純朴な中学生か、あるいは小学生高学年くらいの感じかもしれない。
でも当時は、それを二十歳前後の二人が歌って大ヒットした。
人々の感性がやはり少しずつ変わって来たのでしょう。
歌謡曲で好んで取り上げられたテーマが、後の世では理解できなくなる、ということは結構あるように思います。
「義理と人情」「渡世人の孤独」「ままならぬ(思うようにならぬ)世」など、今となっては実感を持ちにくくなったテーマ。
今の歌で好まれるテーマもいずれそうならない保証はありません。
それにしても、この恋愛へのいじらしい目覚めを歌った歌も、古びてしまうのでしょうか。
それともやはり今でもいい歌だ、と思う人がたくさんいるのでしょうか。そうあって欲しい、と思う気持ちもあるのですが。
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