一昨日、M大の最後の授業で、これで夏休みです。
先週、「これからは出席にカウントしないから、ワークをしたい人だけ来て下さい」というと、試験期間中で準備が大変らしく、それでも出てくる学生は30人くらいになりました。
その分しっかりとワークができました。
先週、今週に分けて提出された150通ほどのレポートは、今日で読み終えました。
読み終えて、「今年もやっぱり頑張って教えてよかったなあ」としみじみ思いました。
今日は、2年生の女子学生のものを一つだけご紹介します(公表することは予め承諾を得ています)。
〔授業の要約部分省略〕……先生が授業でおっしゃっていた、「人間は水素と炭素と酸素とちっ素と少しの何か」でできていると聴いたときは、正直言って、「人間を原子つまりモノのように言っているなんて……」と否定的な気持ちになってしまいましたが、私たちが生きている世界、また宇宙も原子からできていて、私たちは「星の子」と聴いたときは、胸から何かがこみ上げてきました。
宇宙カレンダーを見たときは、人間は、自然の力でできたのだなと思い、いのちのでかさを感じさせられました。
仏教も、いのちの大切さを教えてくれるけど、私は正直言って、現代科学の説明をして下さった先生の授業のほうが現実的で、よりいのちの大切さを学ぶことができました。
ニヒリズムの塊であった私を先生はハンマーで砕いてくれました。現代科学は、仏教では説明しきれない、いのちの大切さを教えられる気がしました。
だから、先生は仏教心理論なのに現代科学の話をしたのではないかと私は思いました。
また、私は過去または今でもたまに自殺したいと思ってしまう時があります。それは、高校の時少しいじめられたことや、所詮、人間は、エゴイズムでしかない。そういう考えからです。
でも、私が今、こうして元気に生きていられるのは、お母さん、お父さん、ご先祖様、そして、宇宙の歴史なのです。私のつらさなんか、米粒くらいのことでしょう。ご先祖様たちが今までつらいこともあった中で、子孫に継いでいた中の1人が私なのです。良く言えば、私は宇宙の歴史の中の代表者なのです。これは、今生きている人間全員に言えることです。
こんな大切ないのちを捨てるわけにはいきません。私は生きます!……ありがとうございました。
私は変わります。
「ニヒリズムの塊であった私を先生はハンマーで砕いてくれました」とは、なんとみごとな表現でしょう。
「そうか、そんな感じだったんだね。ニヒリズムが砕けて、よかった、よかった」と拍手してあげたい気持ちです。
「こんな大切ないのちを捨てるわけにはいきません。私は生きます!……ありがとうございました。/私は変わります。」とは、すばらしい決心です。
私の授業を「生きる」「変わる」という決心のきっかけにしてもらえて、ほんとうに本望です。
今後も少しずつご紹介していきますが、こうした感想をもらうたびに、日本の教師のみなさんに、ぜひコスモス・セラピー=コスモロジー教育を学んでいただきたい!と思うのです。
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