車の往来が激しい国道128号を歩くのに飽き飽きとした頃、岩和田海岸近道という看板を見つけ道を左に折れた。
車もあまり通らない上り坂をトボトボとあるいて行くと、前からリュックを背負った日に焼けた年配の人が歩いてきた。通り過ぎるときに「こんにちは」と声をかけてこられたので「どちらまでですか」と聞いてみたところ「勝浦から大原まで」ということだった。まるっきり私と反対のコースで歩いていることになる。大原での宿泊場所を探していたので、この先も歩いての旅を続けるのだろうか。
本格的な向こうの装備と引き換え、その辺を歩くのと同じような服装とバックで、しかも地図も持たずに歩いているというのはかなり奇異に見られただろう。
つかの間の出会いからすぐに、ようやく海が見えてきた。景勝地大波月という看板があったので行ってみる。

整地の途中なのか、かなり荒れた道を降りていくと、崖にかこまれた小さな砂浜に出た。さっきまで天気が良かったのに急に曇りだしてきた。
雲の切れ目から太陽の光りが何本も差し込んで幻想的な風景だ。ウルモがトゥオルの前に現れた時はこんな感じだったのだろうか(トールキン好きにしかわからないかなりマニア度高なひとりごと)。
以下次回
車もあまり通らない上り坂をトボトボとあるいて行くと、前からリュックを背負った日に焼けた年配の人が歩いてきた。通り過ぎるときに「こんにちは」と声をかけてこられたので「どちらまでですか」と聞いてみたところ「勝浦から大原まで」ということだった。まるっきり私と反対のコースで歩いていることになる。大原での宿泊場所を探していたので、この先も歩いての旅を続けるのだろうか。
本格的な向こうの装備と引き換え、その辺を歩くのと同じような服装とバックで、しかも地図も持たずに歩いているというのはかなり奇異に見られただろう。
つかの間の出会いからすぐに、ようやく海が見えてきた。景勝地大波月という看板があったので行ってみる。

整地の途中なのか、かなり荒れた道を降りていくと、崖にかこまれた小さな砂浜に出た。さっきまで天気が良かったのに急に曇りだしてきた。
雲の切れ目から太陽の光りが何本も差し込んで幻想的な風景だ。ウルモがトゥオルの前に現れた時はこんな感じだったのだろうか(トールキン好きにしかわからないかなりマニア度高なひとりごと)。
以下次回