石巻市雄勝町の、峠崎道路際で見かけたイヌザンショウです。
この時は晴れていたので、イヌザンショウの葉が陽光を反射して、まるで照葉の
常緑樹のように見えました。思っていたよりも日当たりを好む樹木のようです。
それ故でしょうか、7月中旬はツボミだったのに、9月初旬のいまは果実が紫褐色
に熟しています。これに対して、日陰を好むサンショウは5月中旬に花が咲くのに、
実が赤く熟すのはイヌザンショウと同時期ですから、倍の月日を要しています。
日陰では光合成が弱まるため、果実の成熟が遅れるのでしょうね。
二枚とも2015.9.5撮影
ミカン科サンショウ属の落葉広葉樹、樹高3mほどの低木で雌雄異株。
北海道~九州に分布し、丘陵~山地の湿り気のある明るい林内や林縁に自生する。
若い枝は緑色~暗褐色、成木の樹皮は緑褐色で、縦長の皮目がある。
枝には長さ4~15mmの刺が、1個ずつ互生状に付く。
葉は互生し、奇数羽状複葉で長さは7~20cm、葉軸にはごく狭い翼がある。
小葉は6~11対、長さ1.5~5cm、幅6~15mmの広披針形で、先端はしだいに尖る。
基部はくさび形で、縁には細かい鈍鋸歯がある。
花期は7~8月で、枝先に長さ3~8cmの散房花序を出し、黄緑色の小花を密に付ける。
果実は3個の分果に分かれる。分果は長さ4~5mmの球形で、9~10月に褐色に熟す。
種子は直径3~4mm、黒くて光沢がある。
サンショウに似るが、葉の香りが劣り、食用や香辛料として利用されないことから、
イヌザンショウと呼ばれる。
この時は晴れていたので、イヌザンショウの葉が陽光を反射して、まるで照葉の
常緑樹のように見えました。思っていたよりも日当たりを好む樹木のようです。
それ故でしょうか、7月中旬はツボミだったのに、9月初旬のいまは果実が紫褐色
に熟しています。これに対して、日陰を好むサンショウは5月中旬に花が咲くのに、
実が赤く熟すのはイヌザンショウと同時期ですから、倍の月日を要しています。
日陰では光合成が弱まるため、果実の成熟が遅れるのでしょうね。
二枚とも2015.9.5撮影
ミカン科サンショウ属の落葉広葉樹、樹高3mほどの低木で雌雄異株。
北海道~九州に分布し、丘陵~山地の湿り気のある明るい林内や林縁に自生する。
若い枝は緑色~暗褐色、成木の樹皮は緑褐色で、縦長の皮目がある。
枝には長さ4~15mmの刺が、1個ずつ互生状に付く。
葉は互生し、奇数羽状複葉で長さは7~20cm、葉軸にはごく狭い翼がある。
小葉は6~11対、長さ1.5~5cm、幅6~15mmの広披針形で、先端はしだいに尖る。
基部はくさび形で、縁には細かい鈍鋸歯がある。
花期は7~8月で、枝先に長さ3~8cmの散房花序を出し、黄緑色の小花を密に付ける。
果実は3個の分果に分かれる。分果は長さ4~5mmの球形で、9~10月に褐色に熟す。
種子は直径3~4mm、黒くて光沢がある。
サンショウに似るが、葉の香りが劣り、食用や香辛料として利用されないことから、
イヌザンショウと呼ばれる。
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