里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

シラキ 黄色い花穂

2017-06-08 | 日記
東松島市上下堤地区の、溜池近くの斜面で見かけたシラキの花です。
上向きの黄色い花穂ですが、写真がツボミの状態なのか、咲いているのか判然としません。
何しろこの花には花弁が無いので・・ただ、雄しべが見えないので、ツボミでしょうね。

花穂に付いているのは殆どが雄花で、一番下に雌花が数個だけ付くのだそうです。
下部の雌花が先に開花し、後から雄花が開花するようですが、雌花の付かない花穂も
あるのだとか。来シーズンは咲いた花穂を撮りたいものです。




                             二枚とも2017.6.4撮影

和名の由来は、滑らかな灰白色の樹皮によるとの説と、材が白いからとする説の二通りが
あります。材としては器具や細工物に用いるようです。

昭和20年代あたりまでは、シラキの種子から油を絞ったそうです。
種子は50%もの油分を含み、シラキ油と呼ばれて塗料、灯用、食用、整髪油として用いた
と言われています。性状は粘度が極めて低く、色は淡黄金色と記録されていて、成分は
オレイン酸、リノール酸、リノレニン酸など。


                                 2017.6.4撮影

シラキについては2015年11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
シラキ 深紅の紅葉


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2 コメント

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シラキ 黄色い花穂 (グミ)
2017-06-09 08:26:07
れんげさん、コメントありがとうございます。山菜や草木は地域によって呼び名が様々です。それが全国的には通じないこともしばしばです。

春の新芽を食べたのであれば、それはコシアブラですよね。樹皮が灰白色ですからシラキと呼ぶ地域があるのかも知れません。

一般的には、写真のシラキの新芽は食べないと思いますけど・・
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シラキ (れんげ)
2017-06-08 12:59:35
こんにちわ。
シラキの木を知りたかったのです。
東京に住んでいますが、
以前田舎(宮城)に行った時、
シラキのことをコシアブラと言って、
山菜として春の新芽をたくさんいただきました。茨木の知人からも送ってもらったことがあり、てんぷらやお浸しにして食べました。
でも、どれがシラキなのか?いつも解らなかったのです。こんな花(蕾)を持つ木なんですね。
見たことがあるかもしれません。
今度、出会えたら嬉しいな♪と思っています。ありがとう。
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