里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ヤマブドウ 林道沿いの梢

2018-09-30 | 日記
一関市室根町津谷川地区東部には大森山(759.4m)がそびえていて、その中腹には
何本かの林道が通っています。林道沿いは森の中より日照を得やすいので、果実を付け
る樹木やつる植物が多いように感じられます。

8月初旬にこのあたりの林道を歩いた際に、何箇所かでヤマブドウの葉が茂っている
のを見つけていたので、再訪して果実の写真を撮ってきました。
ヤマブドウは尾根筋を歩いても見かけませんが、沢筋とか窪地周辺、湿り気のある斜面
などで見かけることが多いですね。標高としては400m以上でしょうか。




                             二枚とも2018.9.23撮影

ヤマブドウの葉を見つけ、それが絡んでいる高木の梢を見上げると、たくさんのブドウ
の房が見えるものの、完全な逆光ですから写真に撮っても房を識別できそうもありません。
近くの藪に絡んでいるヤマブドウを見つけ、藪に分け入るとブドウの房が幾つか生っていた
ので、ようやく撮影することができました。でも、高い梢に生っているブドウと比べると、
粒も房も小さめですね。

酸味が強く、粒も小さめなヤマブドウですが、ワインやジュースにすると独特の風味があって、
人気があるようです。山採りのブドウでは収量が安定しませんから、主な産地では栽培してい
るとのことです。山形県鶴岡市朝日地区の「月山ワイン」、岩手県久慈市の「山ぶどうワイン」
宮城県山元町の「マルタきぶどうジュース」などが知られています。




                             二枚とも2018.9.23撮影

ヤマブドウは今年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ヤマブドウ 剥離する樹皮





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