一関市藤沢町大籠地区の、千松集落付近を流れる二股川の河畔には、たくさんの
セキショウが自生しています。清らかな水辺を好む植物ですが、流れの激しい谷川とか
渓流よりも、湧水池や小河川のような穏やかな流れを好むようです。
宮城や岩手県内であれば、雪解けで大増水する奥羽山系の川ではあまり見かけず、
南部北上山地の小河川沿いでよく見かけます。
常緑で花が地味ですから、四季を通じて同じ草姿を維持してくれるので、和風の
庭園や水辺の公園などに植栽され、今ではそちらで見かけることの方が多いでしょう。
二枚とも2015.12.13撮影
端午の節句には菖蒲湯に浸かり、無病息災とか厄除けを願いますが、この風習
は江戸時代に始まったと言われています。
ところが、元来は菖蒲ではなくセキショウの葉を浴料として用いていたようです。
セキショウは匂いが強烈なためしだいに敬遠され、匂いの温和なショウブの葉を
使うようになったといわれています。
二種とも同じサトイモ科の植物ですから、浴料としての効能は同等でしょう。
足腰の冷え、筋肉痛、関節痛、打ち身などに効果があるようです。
2015.12.13撮影
サトイモ科ショウブ属の常緑多年草で、本州~沖縄に分布する。
丘陵~山地の小河川、水路、湧水池などの水際に自生し、草丈は30~50cm。
根茎は円柱状で直径5~10mm、多節で分枝して横走、多くのひげ根を張り群生する。
葉は直立して叢生、長さ30~50cm、幅6~10cmの剣状で、中脈はなく平滑。鋭尖頭。
濃緑色で光沢があり、基部は淡紅紫色を帯びる。特有の香気がある。
花期は4~5月で、葉間から葉に似た花茎を出して、淡黄色の細長い肉穂花序を付ける。
花穂には淡黄緑色の小花が密に付く。
果実は緑色卵円形だが、結実することは稀。
セキショウが自生しています。清らかな水辺を好む植物ですが、流れの激しい谷川とか
渓流よりも、湧水池や小河川のような穏やかな流れを好むようです。
宮城や岩手県内であれば、雪解けで大増水する奥羽山系の川ではあまり見かけず、
南部北上山地の小河川沿いでよく見かけます。
常緑で花が地味ですから、四季を通じて同じ草姿を維持してくれるので、和風の
庭園や水辺の公園などに植栽され、今ではそちらで見かけることの方が多いでしょう。
二枚とも2015.12.13撮影
端午の節句には菖蒲湯に浸かり、無病息災とか厄除けを願いますが、この風習
は江戸時代に始まったと言われています。
ところが、元来は菖蒲ではなくセキショウの葉を浴料として用いていたようです。
セキショウは匂いが強烈なためしだいに敬遠され、匂いの温和なショウブの葉を
使うようになったといわれています。
二種とも同じサトイモ科の植物ですから、浴料としての効能は同等でしょう。
足腰の冷え、筋肉痛、関節痛、打ち身などに効果があるようです。
2015.12.13撮影
サトイモ科ショウブ属の常緑多年草で、本州~沖縄に分布する。
丘陵~山地の小河川、水路、湧水池などの水際に自生し、草丈は30~50cm。
根茎は円柱状で直径5~10mm、多節で分枝して横走、多くのひげ根を張り群生する。
葉は直立して叢生、長さ30~50cm、幅6~10cmの剣状で、中脈はなく平滑。鋭尖頭。
濃緑色で光沢があり、基部は淡紅紫色を帯びる。特有の香気がある。
花期は4~5月で、葉間から葉に似た花茎を出して、淡黄色の細長い肉穂花序を付ける。
花穂には淡黄緑色の小花が密に付く。
果実は緑色卵円形だが、結実することは稀。
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