石巻市河北町、杉林の中の林道を上がって行くと、道下にモミやケヤキなどの大木が十数
本聳えている場所があります。モミの樹下にはキハツタケやアカモミタケなどが生えると
あるので、斜面を下って確認してみましょう。
モミの木の周りでキノコを探し歩くと、何箇所かで腐葉土を持ち上げる白く丸いものを見
つけました。腐葉土をそっと除けてみると、現れたのは丸いキノコの傘で、やや赤みを帯
びています。初見なので自信はありませんが、これがアカモミタケかも知れませんね。
二枚とも2021.10.20撮影
キノコ図鑑でアカモミタケを検索して、写真や特徴を確認すると、傘は淡い橙黄色で不明
瞭な環紋がある。ヒダは密で柄に垂生し、傘と同系色だがより濃色とあります。
幾つかの記事の写真と見比べると、私の写真のキノコとよく似ています。また傘にモミの
落葉が付着している様子などもそっくりなので、アカモミタケで間違いないでしょう。
2021.10.20撮影
ベニタケ科チチタケ属のキノコで、秋にモミ、ウラジロモミ、シラビソなどのモミ属の樹
下や林内に発生する。食茸で味は良いが、食感はぼそぼそ。煮物や天ぷら等で食す。
傘は初め丸山形で中央部はやや窪み、後には開いてそり返ることもある。
色は淡橙色から淡橙黄色で、表面には不明瞭な同心円状の模様がある。
ヒダは密で、 柄に垂生~直生する。色は傘と同色かやや濃色。
柄は傘とほぼ同色で、表面には楕円状のくぼみがある。
きのこを傷つけると朱紅色の乳液が出るが、時間が経っても変色しない。
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