11月中旬のこと。登米市東和町米川地区北西部、沢沿いの林道を上がって行くと、道と沢
の間が広い草藪になっていて、かつては伐採木の仮置き場になっていたものと思われます。
そんな草藪の際に、茶褐色の胞子葉が5~6本立ち上がっています。栄養葉の多くは何度
か霜を被った後なのでかなり傷んでいて、直ぐには種が判りません。
種の同定に際しては、秋に胞子葉を出すところがポイントになりそうです。
二枚とも2020.11.12撮影
秋に胞子葉を出す羊歯には、コウヤワラビやイヌガンソクがありますが、その何れでもな
いようです。先ずは羊歯植物図鑑でコウヤワラビやイヌガンソクを検索し、その前後のペ
ージをめくって特徴の合致する種を探してみましょう。
写真の羊歯と図鑑を見比べると、イヌガンソクの仲間のクサソテツのようです。
ともに秋に胞子葉を出し、春に胞子を散布するタイプとあります。クサソテツというと判
りにくいかも知れませんが、山菜として人気のあるコゴミのことです。
二枚とも2020.11.12撮影
クサソテツは2017年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/4f7d79fad94b81865db608112840c9c0
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