栗原市栗駒町沼倉地区の、栗駒ダム上流の草地にウツボグサが群れ咲いていました。
電力会社の施設近くの草地ですから、年に一度は刈り払らわれているのでしょう。
低木やつる草がないため、草丈の揃った心地よい草地が維持されています。
ウツボグサの名前の由来は、ウツボグサの花穂の形が、靱(うつぼ)という矢を背負って
入れる道具に似ていることから付けられました。
二枚とも2017.6.27撮影
8月初旬、花穂が褐色になり始めた頃に、これを採取して乾燥させたものが、日本薬局方に
入っている生薬の夏枯草(かごそう)です。
利尿、消炎作用があり、民間薬として浮腫、腎臓炎、膀胱炎などに煎じて用います。
血圧降下作用もあるようです。
有効成分はトリテルペン、塩化カリウム、タンニン、カロチノイドなど。
2017.6.27撮影
ウツボグサは今年の2月にロゼット葉を観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
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