里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ヤマナラシの黄葉 上沼の丘陵

2019-11-22 | 日記
登米市中田町上沼地区北東部、丘陵上の農道を上がって行くと、周囲は日当たりのよい牧草地
や草藪になっています。そこに鮮やかに黄葉した小高木が、4~5本並んで見えます。
近くで観察すると、ヤナギ科のヤマナラシのようです。
ヤマナラシの葉はやや厚めの洋紙質で、それに葉柄が長いことから、今日のように強い風が吹く
と、葉と葉が当ってカサカサ・シャカシャカと乾いた音を出し、それが名の由来になっています。




                             二枚とも2019.11.21撮影

ヤマナラシは先駆樹種(パイオニアプランツ)の1つで、日当たりの良い伐採跡地や道路法面など
に生えます。この辺りでは牧草地や農道の法面、耕作放棄地周りなどに点々と生えていて、多く
が樹齢7~8年と思しき若木です。
夏場は梢の葉の密度が濃いのですが、今年は10~11月に何度も強風が吹いたので、既に半分以上
の葉が吹き飛ばされてしまったようです。




                             二枚とも2019.11.21撮影

ヤマナラシは2019年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ヤマナラシ 菱形模様の樹皮



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