南部北上山地には、中生代の硬く安定した堆積岩が広く分布しているため、ガレ場が
少なく、湧き水も少ない印象があります。
そのためか、湿潤な環境を好むコタニワタリなどは殆ど見かけません。
稀に見つけても一株二株ですから、記事にするのをためらうほどです。
南三陸町の山中を歩いていて、奇跡的にコタニワタリの群生地を発見しました。
そこは山裾で、支尾根と沢が接するような地形になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/72/db92b7477e7a22043f6ea2ccd3362e5b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/83/838439dbb917a9fe7ca8d5a7fac9eda2.jpg)
二枚とも2016.1.22撮影
岩質は黒色頁岩で、多くは安定した岩盤になっているのですが、支尾根の突端は
風化が進んで脆くなっていたのでしょう。
南三陸町や登米市の横山地区を豪雨が襲ったのは7~8年前だったか、たぶんその
際に尾根の上部から崩落したのでしょうね。
幅、高さともに10mほどの範囲が崩れて、林道脇に堆積してガレ場のようになっています。
南側は杉の大木が連なって陽射しを遮っていますから、湿潤な崖地やガレ場を好む
コタニワタリにとっては絶好の生育環境が得られ、群生地が形成されたのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/69/124d87ad9373beba1a2ed784de1930b2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/a6/3b22845c56516e306576318b9697cfd9.jpg)
二枚とも2016.1.22撮影
チャセンシダ科チャセンシダ属の常緑性羊歯植物で、北海道~九州に分布する。
山地の沢沿いの斜面や、湿った崖地・石垣などに自生し、草丈は20~50cm。
根茎は短く斜上、葉を叢生する。
葉柄は長さ5~15cm、黄緑色~緑褐色、線状披針形で淡褐色の鱗片がやや密に付く。
葉身は単葉で披針形、鋭頭~鋭尖頭、長さ15~40cm、幅1.5~6cm、下部はやや狭くなり、
基部は心形、両側に耳片をつくる。葉表は光沢のある濃緑色で、やや多肉質。
縁に鋸歯はないがやや波打つ。
ソーラス(胞子嚢群)は線形で長さ4~18mm、中肋に直角に近い広い角度で付く。
少なく、湧き水も少ない印象があります。
そのためか、湿潤な環境を好むコタニワタリなどは殆ど見かけません。
稀に見つけても一株二株ですから、記事にするのをためらうほどです。
南三陸町の山中を歩いていて、奇跡的にコタニワタリの群生地を発見しました。
そこは山裾で、支尾根と沢が接するような地形になっています。
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二枚とも2016.1.22撮影
岩質は黒色頁岩で、多くは安定した岩盤になっているのですが、支尾根の突端は
風化が進んで脆くなっていたのでしょう。
南三陸町や登米市の横山地区を豪雨が襲ったのは7~8年前だったか、たぶんその
際に尾根の上部から崩落したのでしょうね。
幅、高さともに10mほどの範囲が崩れて、林道脇に堆積してガレ場のようになっています。
南側は杉の大木が連なって陽射しを遮っていますから、湿潤な崖地やガレ場を好む
コタニワタリにとっては絶好の生育環境が得られ、群生地が形成されたのでしょう。
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二枚とも2016.1.22撮影
チャセンシダ科チャセンシダ属の常緑性羊歯植物で、北海道~九州に分布する。
山地の沢沿いの斜面や、湿った崖地・石垣などに自生し、草丈は20~50cm。
根茎は短く斜上、葉を叢生する。
葉柄は長さ5~15cm、黄緑色~緑褐色、線状披針形で淡褐色の鱗片がやや密に付く。
葉身は単葉で披針形、鋭頭~鋭尖頭、長さ15~40cm、幅1.5~6cm、下部はやや狭くなり、
基部は心形、両側に耳片をつくる。葉表は光沢のある濃緑色で、やや多肉質。
縁に鋸歯はないがやや波打つ。
ソーラス(胞子嚢群)は線形で長さ4~18mm、中肋に直角に近い広い角度で付く。
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