里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ヤマエンゴサク 戸倉の沢沿い

2018-04-26 | 日記

南三陸町戸倉地区の西部、標高100~150mの丘陵地での踏査を終え、沢沿いに林道
を下っていくと、林道の谷側法面に点々とヤマエンゴサクが咲いています。
ただ、1~2本が寂しげに咲いているだけですから、わざわざ法面を下ってまで写真
を撮ろうという気にはなりません。

さらに下っていくと沢辺に小平坦地があって、ヤマエンゴサクが4~5本まとまって
咲いていたので、ようやく撮影することができました。
やや湿り気のある草地で、若葉が茂るころになれば日陰になるような場所です。




                             二枚とも2018.4.20撮影

ヤマエンゴサクは毒草で、全草にアルカロイドのプロトピンやコブチシンなどの成分を含みます。
誤食すると大脳中枢が麻痺するので、酒に酔ったように眠くなり、吐き気や体温低下、呼吸麻痺、
心臓麻痺などを起こすといわれています。
なお、アルカロイドとは窒素を含む塩基性の植物成分の総称で、アルカリに似た化合物という意味
です。植物塩基ともいい、激しい毒性をもつものが多いようです。
ニコチン・モルヒネ・コカイン・カフェインなどがあります。


                                 2018.4.20撮影

ヤマエンゴサクは2015年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/a132cb4abb90c8e72cb2a6b2c5e2409e

 



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