栗原市志波姫町の田園地帯を走行していると、道路脇の田んぼにたくさんのハスの
花が咲いているのを見つけました。一昨年あたりは普通の田んぼだったように記憶
していますが、いつの間にか転作してハス田になったようです。
栗原市では、伊豆沼のハスの花を遊覧船で見られますし、米からの転作作物として
レンコン栽培を奨励しているようですから、このようなハス田が徐々に増えて
いくのかも知れませんね。
二枚とも2016.7.16撮影
かつては、ハスの原産地はインドで、仏教と共に中国経由で伝来したと言われていました。
そうすると渡来時期は飛鳥時代となるのでしょうか。
ところが昭和26年、理学博士の大賀一郎氏が、千葉市近郊の検見川で凡そ2000年前
の泥炭層から蓮の実を発見し、昭和28年に開花させました。これが「大賀蓮」です。
さらに昭和48年、埼玉県行田市でゴミ焼却場の造成中に、地中で眠っていた蓮の実が
機械で傷つけられて自然発芽し、花が咲いているのが発見されたのです。
それは年代測定の結果、1500~2000前の蓮であることが判明しました。
仏教伝来を遥かに遡るわけで、稲作伝来と時期を同じくするのか、或いは日本にも
自生していたのか、研究が待たれるところです。
身近な植物でも、解らないことが多いのですね。
2016.7.16撮影
ハス科ハス属の水生多年草で、インドか中国原産とする説があるものの、はっきりしない。
地下茎は野菜のレンコンである。レンコンの品種は多く、現在栽培されているものは
明治時代以降に輸入された中国品種のレンコンである。花の観賞用にも栽培され、花の
美しい園芸品種も多数ある。
泥中の地下茎は白色で節が多く、ここから30~80cmの葉柄を伸ばし、水面に葉を出す。
葉柄には通気のための穴がある。葉は扁円形で直径は20~50cm。水面に浮く小さい
葉と水上に高く出る大きい葉がある。葉表には撥水性があり水を弾く。
花期は7~8月で、花柄を水面上まで伸ばして、頂端に直径10~20cmの花を咲かせる。
早朝に開花して夕方閉じる。開花から4日目に花びらが散る。
がく片2~5、花弁10~30、雄蕊多数。
花色は赤色~淡紅色~白色と豊富で、芳香がある。
果実は「ハス状果」で、花床または花托が肥大して、ロート形の果托となり、上部に
蜂の巣状に多数の孔が開いており、中には一つずつ堅果が入る。
花が咲いているのを見つけました。一昨年あたりは普通の田んぼだったように記憶
していますが、いつの間にか転作してハス田になったようです。
栗原市では、伊豆沼のハスの花を遊覧船で見られますし、米からの転作作物として
レンコン栽培を奨励しているようですから、このようなハス田が徐々に増えて
いくのかも知れませんね。
二枚とも2016.7.16撮影
かつては、ハスの原産地はインドで、仏教と共に中国経由で伝来したと言われていました。
そうすると渡来時期は飛鳥時代となるのでしょうか。
ところが昭和26年、理学博士の大賀一郎氏が、千葉市近郊の検見川で凡そ2000年前
の泥炭層から蓮の実を発見し、昭和28年に開花させました。これが「大賀蓮」です。
さらに昭和48年、埼玉県行田市でゴミ焼却場の造成中に、地中で眠っていた蓮の実が
機械で傷つけられて自然発芽し、花が咲いているのが発見されたのです。
それは年代測定の結果、1500~2000前の蓮であることが判明しました。
仏教伝来を遥かに遡るわけで、稲作伝来と時期を同じくするのか、或いは日本にも
自生していたのか、研究が待たれるところです。
身近な植物でも、解らないことが多いのですね。
2016.7.16撮影
ハス科ハス属の水生多年草で、インドか中国原産とする説があるものの、はっきりしない。
地下茎は野菜のレンコンである。レンコンの品種は多く、現在栽培されているものは
明治時代以降に輸入された中国品種のレンコンである。花の観賞用にも栽培され、花の
美しい園芸品種も多数ある。
泥中の地下茎は白色で節が多く、ここから30~80cmの葉柄を伸ばし、水面に葉を出す。
葉柄には通気のための穴がある。葉は扁円形で直径は20~50cm。水面に浮く小さい
葉と水上に高く出る大きい葉がある。葉表には撥水性があり水を弾く。
花期は7~8月で、花柄を水面上まで伸ばして、頂端に直径10~20cmの花を咲かせる。
早朝に開花して夕方閉じる。開花から4日目に花びらが散る。
がく片2~5、花弁10~30、雄蕊多数。
花色は赤色~淡紅色~白色と豊富で、芳香がある。
果実は「ハス状果」で、花床または花托が肥大して、ロート形の果托となり、上部に
蜂の巣状に多数の孔が開いており、中には一つずつ堅果が入る。
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