南三陸町戸倉地区の西部、標高100~150mの丘陵地の間の農道を上がって行くと、山裾に耕作放棄地が続きます。桑の高木が目立つので、かつては桑畑だったのでしょう。春は丈のある草や、木々に絡むつる草がないので、荒れた桑畑でも容易に歩き回ることができす。ちょっと入り込むと、丸みのある一つ葉が群生しているのを見つけました。左右を見回すと、あちこちに群生していて、踏まずに歩き回るのが難しいほどです。「たしか . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の西部、丘陵地の間の農道を上がって行くと耕作地が無くなって、杉林の中の林道となります。その路肩にスミレの仲間らしき根生葉が点々と生えています。まだツボミを付けていないので、咲くのは二週間後くらいでしょうか。杉林を抜けて沢沿いの林道を上がって行くと、脇の細長い草地にスミレの白い花が幾つか咲いています。「おや、杉林に生えていたスミレと葉っぱが同じだね。」白い花は二週間前に観察したマルバ . . . 本文を読む
陸前高田市矢作町の南部、沢沿いの林道を上がって行くと南北から山が迫り、
道下の沢も岩間を流れ下る小渓谷となります。
足掛りがあったので渓畔に降りてみると、流れ近くの岩の割目や岩棚にネコノメソウ
の仲間と思しき、黄色い小花を付けた小形の植物が群生していました。
渓谷以外にも、枝沢沿いの苔むした石の上や、岩陰の水溜りにも生えていますね。
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陸前高田市矢作町の南部、沢沿いの林道を上がって行くと、杉林の手前に細い枝沢があって、その上手が岩場になっています。枝沢の石を確認すると、ありふれた黒色頁岩と砂岩が殆どですが、このあたりの岩石には石灰分が含まれていることが多いので、岩場があればチェックしなければなりません。枝沢沿いに作業道が開削されていて、これを上がって岩場を巡ってみると、西~北向の岩肌に、非常に珍しいヒメノキシノブが着生していまし . . . 本文を読む
陸前高田市矢作町の南部、沢近くの集落道を上がって行くと、道路と山の間に耕作
放棄地が続いています。しばらく耕作放棄地に目を凝らしましたが、面白そうな植物
は見つかりません。ふと視線を上げると、シルエットになった山陰に、大岩か岩壁なのか
白っぽい箇所が見えます。
この辺りには石灰岩層が分布しているので、白っぽい岩壁となれば石灰岩の可能性が
高まります。石灰岩壁には、珍しい羊歯植物が着生していること . . . 本文を読む