里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ウスバサイシン グロテスクな花

2018-04-17 | 日記
陸前高田市矢作町の南部、沢近くの集落道を上がって行くと、山陰になった道路の 法面に、ウスバサイシンのハート形の葉が何枚か出ています。 たしか・・葉が開くと同時に、目立たない花を地際に咲かせていたような ? ここは道路の山側法面なので、ウスバサイシンが生えているのは道路からの高さが 50~100cmあたり。林床に生えているウスバサイシンを撮るときのように、腹這う 必要がないので、地際の花でも見つけ . . . 本文を読む

クロモジ 咲き始めた黄花

2018-04-15 | 日記
陸前高田市矢作町の南部、沢沿いの集落道を上がって行くと、対岸の山裾の低木に 黄色い花が点々と咲いています。たぶんクロモジでしょう。 浅瀬を渉ってから、山裾の藪を上流側へ少し行くと、濃緑色の樹皮の低木に黄色い花が 咲いていますから、クロモジで間違いありませんね。 まだツボミが多いことから、咲き始めたばかりのようです。 クロモジの樹皮は濃緑色で、これに地衣類が付着して黒色の斑紋があらわれますが、 そ . . . 本文を読む

アブラチャン 矢作の廃線脇

2018-04-15 | 日記
陸前高田市矢作町の南部、山の中腹にかつての大船渡線が廃線として残されています。一昨年の10月にこれを踏査した際、アブラチャンが線路脇に群生している場所があったので、そろそろ花が咲く頃と見当を付けて訪れてみました。下の県道脇に車を置き、かつての保線作業用の階段を登ってから、アブラチャンが群生していた線路脇の小平坦地に向かいます。線路敷にはヤマハンノキやカラマツ、ノイバラなどの幼木がたくさん生えていま . . . 本文を読む

サワアザミのロゼット葉

2018-04-14 | 日記
南三陸町戸倉地区の西部、標高100~150mの丘陵地の間の農道を上がって行くと、 山裾と沢の間に耕作放棄地が広がっています。既に落葉広葉樹の林になっていますが、 桑の木が目立つので、かつては桑畑だったのかも知れません。 荒れた林内ながら、まだつる草や丈のある草がないため歩きやすく、何か生えていないか 探し回っていると、アザミの葉らしき大きなロゼット葉を見つけました。 葉が大きく、羽状の切れ込みが . . . 本文を読む

マルバスミレ 畑跡の法面 

2018-04-12 | 日記
南三陸町戸倉地区の西部、標高100~150mの丘陵地の間の農道を上がって行くと、北へと入っていく細い林道があります。それを上がっていくと、細い沢沿いに扇状地形があって、畑跡とおぼしき3~4段の段差が残されています。その法面には、早くもタチツボスミレが咲き始めていました。最上段の畑跡で山側法面に沿って歩いていると、白いスミレらしき花がいくつか咲いています。観察すると、細毛の生えた丸葉のスミレですから . . . 本文を読む