大和町吉田地区北東部、吉田川上流の伐採跡地の作業道を歩いていると、道脇に散乱する太め
の枯枝に、橙赤色のキノコがたくさん生えています。触れると湿り気があるので、まだ生きて
いるのでしょう。枯枝は広葉樹のもので、ヤマザクラの仲間が多い印象です。
傘の形も触感もカイガラタケに似ていますから、サルノコシカケの仲間でしょうね。
一個採取して、傘の裏を見ると表よりも色が濃く、深紅と言えるほど鮮やかな色です . . . 本文を読む
大和町吉田地区北東部、吉田川上流の林道を歩いていると、山側に伐採跡地が広がっていて、
そこに作業道が通っています。ひこばえの育ち具合や、ニガイチゴ等の先駆樹種の大きさから、
伐採後5~6年経っているように見えます。
作業道で小尾根を乗り越えてから、沢の方へ下っていくと、道脇の草藪に朱色の大きめの花
があちこちに咲いているのが見えます。これはフシグロセンノウの花ですね。
山蔭や林縁など、半日陰以下 . . . 本文を読む
大和町吉田地区北東部、標高250mほどの集落跡の車道を上がって行くと、山側の車道法面に
たくさんの赤紫色の花が咲いています。歩み寄って観察するとママコナのようですが、仲間に
ミヤマナナコナがあって花がよく似ているので、この時はその何れかまでは判りません。
背後はなだらかな雑木林、車道法面は南向きで日当たりが良さそうです。
そんな法面に沿って、10m以上の範囲に群れ咲いています。
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大和町吉田地区北東部、標高250mあたりにはかつて嘉太神(かたいじん)集落があって、農家が
点在していました。ところが、隣接する陸上自衛隊王城寺原(おうじょうじはら)演習場で、沖縄
米軍の実弾射撃訓練を受入れることになったことから、その砲撃音対策として集団移転が決まり、
2000年には廃村となってしまいました。
県道から分かれて細い車道を下っていくと、右手に平坦な地形があって、一部に砂利が敷かれ . . . 本文を読む
大和町吉田地区北東部、吉田川上流の林道を歩いていると川近くの木につる草が絡んでいて、
淡い緑白色の花房が無数に垂れ下がっています。葉をよく観察するとカラハナソウのものです
から、この花房はその雄花のようです。カラハナソウは雌雄異株で、その雌花は数年前に観察
していて、ホップの実のような形をしています。
葉に付いたゴミを除くべくつるを引っ張ると、花房がゆれて無数の花粉が降ってきました。
花粉といえ . . . 本文を読む