登米市東和町嵯峨立地区東部、林道から沢に下りて上流へ遡っていくと、両岸から岩壁が迫って
険しい峡谷のようになってきました。北向きの岩壁を見上げると、羊歯や苔が生い茂っているの
が見えます。その下部の崖錐には積み重なった岩や大石があって、苔がビッシリと生えています。
岩壁は硬質の礫岩からなっていて、この辺りの標高は30~50mほど。
崖錐の大石に生えた苔の間に、苔とはちょっと色の違う何かが生えてい . . . 本文を読む
登米市東和町嵯峨立地区東部、丘陵地中腹の畑地から農道を下っていくと、道脇の草藪にたく
さんの黒い実が付いています。もう葉もつるも枯れていますが、アカネの実に違いありません。
アカネは道路沿いや河川敷、山間の耕作地周辺などでよく見かけるつる植物です。
二枚とも2019.12.6撮影
アカネの果実は液果で、ふつう2個がくっついています . . . 本文を読む
登米市東和町嵯峨立地区東部、沢沿いの林道を上がって行くと小広い空地があって、その沢寄り
には枯枝や廃材のようなものが積まれています。かつては伐採木の仮置き場だったものと思われ
ます。そこから対岸へ渡る作業道があり、これを下って行くと、沢辺のつるにたくさんの赤い実
が付いています。赤熟したヒヨドリジョウゴの実ですね。これだけたくさんの実が付いているの
は、木々の伐採で十分な日差しが得られるようになっ . . . 本文を読む
栗原市金成普賢堂地区西部、金流川上流部の枝沢の奥に入っていくと、細流ながら平坦な沢底
が続いていて、そこに山の斜面から倒れ込んだ何本もの雑木が横たわっています。
その中にコナラの倒木があって、淡い黄褐色のキノコが群生しています。
小さなキノコは半円形ですが、大きなものはグローブのような形をしていて、幅が50~60mmは
あります。また、傘の表面にはたくさんの毛が生えています。
生え方や傘の形から . . . 本文を読む
栗原市金成普賢堂地区西部、今年の5月にヤマルリソウの花を観察した沢奥に入ってみました。
春に咲く花ですから、晩秋に根生葉を展開しているかも知れません。
5月に花を見つけた場所まで行くと、山道の道形全面に落葉が散り敷かれていて、野草の根生葉
などは全く見えません。それでもしゃがみ込んで落葉の隙間をのぞき込むと、緑色の葉の一部が
見えます。丁寧に落葉を除くと、ヤマルリソウのものと思われる根生葉が現れ . . . 本文を読む