気仙沼市本吉町山田地区南部、田束山北麓の沢沿いに続く棚田跡が採草地になっていて、そこに大きな根生葉が群生しています。河川敷や農道沿いなどでよく見かける、タデ科のギシギシですね。太く長い根が垂直に30~40cmも入り込んでいて、寒さにも強いため、一度生えると駆除するのが難しい雑草です。いまある葉で冬を越し、春には葉の中心から茎を伸ばします。
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気仙沼市本吉町南部、田束山北麓の緩やかな傾斜地には沢沿いに棚田が続いていて、それに沿った農道を上がって行くと小さな溜池がありますが、今は利用されていないようで池の底も枯草に覆われています。その土手上を歩いていると、小型の植物がマット状に広がっています。しゃがみ込んで観察すると、ナデシコ科のツメクサですね。街中の空地や側溝際などに生えているのをよく見ますが、このようにビッシリと群生しているのは初めて . . . 本文を読む
栗原市金成普賢堂地区北部、小河川に築堤された溜池の奥に、三方に分岐した湿地があり、アシやスゲが生い茂っています。湿地の周辺を歩くと、細い水路や畦の形が残されているので、かつては水田だったものと思われます。そんな湿地の間に舌状の低い尾根が張り出していて、松の混じった雑木林になっています。
低い尾根上の雑木林を歩き回っていると、落葉の間に緑色の葉がチラチラ見えます。歩み寄って確認すると、イチヤクソウ . . . 本文を読む
栗原市金成普賢堂地区北部、耕作放棄田に沿った荒れた農道を上がって行くと、道下の平地に20~30本の若木が植えられているのが見えます。法面を下って平地に立つと、かつては畑か田んぼだったのでしょうが、耕作をやめてから何か有用樹を植林したように見えます。
二枚とも2019.12.11撮影
樹皮を見ると、菱形の皮目が浮いて見えますから、イヌ . . . 本文を読む
栗原市金成普賢堂地区、小河川沿いの畦道を下っていると、川のほとりに栗の大木が聳えていて、かなりの古木なのか一部が枯れ上がって、骨のように白い材が剥き出しになっている箇所もあります。キノコが生えていないか木を一周すると、北側の樹幹に羊歯が着生しているのを見つけました。これは岩壁などで稀に見かけるオシャグジデンダですね。あちこち踏査していますが、このように樹幹に着生しているのは初めて見ました。川のほと . . . 本文を読む