南相馬市鹿島区北海老地区南部、丘陵地の麓の農道を歩いていると、所々に淡紅色の花が
咲いています。初めはアカバナの花かと思ったのですが、よく見るとアカバナよりは花が
やや大きいようですし、茎や枝の付き方が違うような ?
たぶん・・外来種のユウゲショウの花でしょう。以前町内の散歩で見たことがありますが、
その時の花よりは一回り小さく、いかにも在来の野草のような風情で、農道路肩や山裾の
草地に数本が寄り添うかのように咲いています。
二枚とも2020.8.21撮影
それぞれの株は、花の数よりも果実の数の方が多いので、花の盛期は7月頃だったものと
推測されます。数年前には5月下旬に花を観察したこともあり、草丈や枝を伸ばしながら、
かなり長期間にわたって咲き続けるようです。
日当りが良ければ、乾燥気味の農道路肩にも咲いていますし、水田脇や水路沿いの湿り気
のある場所にも咲いています。太いゴボウ状の根があって、かなり強健な種といわれてい
ます。植物図鑑では分布域が関東以西となっているものの、これがかなり北上していて、
現在では宮城県や岩手県でも確認されています。
2020.8.21撮影
ユウゲショウは2017年の2月にロゼット葉を観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/1ac1742a6c0c622d847815f007b9ebb7
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます