そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

三越に「忌野清志郎さん」の魂がわかれば・・・。

2009-05-07 23:36:52 | 日々の泡立ち。


  こんな事をするだろうか。写真は、6日の夜、51年の歴史に幕を
降ろした三越池袋店の店頭。建物に掲示された多くのディスプレイ
は夜のうちにはがされているのに、店のシンボルのライオンだけが
ポツンと残る。こういう事ではだめなのだ。

 三越は、これで倒産するわけではない。九州の店もこれから閉鎖
をする予定らしいが、これから再生して行かなければならない。それ
なのに、すべての店員の心を束ねるシンボルをこんな状態にしてい
る。心が感じられないのだ。この池袋の店も51年営業を続けたとい
う。この店を少なからず利用した客には、いくつかのこの店に結びつ
いた思い出がある。この店には、そういうお客の心を受け止める目、
心の置き場、他者の目を意識する心がない。これではダメだ。

 百貨店業は、テナント業ではない。利益の出るブランド店を入れ、
そこからテナント料を頂戴するのが仕事ではないのだ。原点に帰ろう。
お客さんを見て、お客さんのリアクションを見て自分の行動を決める。
人のつながりというものは、そういうもののはず。忌野清志郎さんが
亡くなって、多くの人が「清志郎」を呼ぶのは、その歌と姿勢にハート
があるから。三越だって、多くの人の心を引きつける素材がたくさん
あるはず。そして、心ある店員さんもたくさんいるはず。もう一度、
原点に戻ろう。こんなじゃだめだ。

            路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信

いざ、前橋。ROGUEが歌った「壁に書かれたスプレーの文字」を探して。

2009-05-07 21:48:50 | バイク旅の空


  愛すべきビートロックのバンド、ローグと縁のある前橋に行きたか
った。だからと言って、取材目的ではない(奥野さんがこんな時期に
「取材でござい」なんて私にはできない。でも、復活の時にぜひ!)。
 前橋は、出身地である足利からJR両毛線で乗換えなしで行ける街。
そんな近くにある街でありながら、小学生の時以来一度も行っていな
かった。

http://www.youtube.com/watch?v=HaWZRAZeGL0&feature=related

 大好きな歌、「LOSE ONESELF」「GOOD TIMES」に恐らく読み
込まれた街のにおいがかぎたかった。てんで、バイクでさぁーっと。上
の写真がJRの駅前。恐らくシャッタ を降ろした店は壊され、商業ビル
が立てられたのだろう(笑)。下が、ミュージシャン御用達のサイト、「J
ギターズ」でリゾネーターとか、ギブソンのアコースティックとかブルー
スくさいギターを検索するとヒットする店、「ダストボウル」。

 同じ両毛線つながりの足利より都会で、高崎よりは少し規模が小さ
いという感じ。ただ、壁に書かれたスプレーの文字を駅周辺に探した
けれどなかったのが残念(笑)。

             路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信

追記・せっかくだから、ローグ情報も少し。「いくぜ、ギンギンによぉ」の
深沢竜さんがやっていたライブハウスは、地元の方によると「かっこい
い店だったんだけど」今はないそうです。今は、その店の音響を担当し
ていたエンジニアの方が別の店をつくられたそうです。

追記2・そして、ギターマニアのために。ダストボウルさんは好感の持て
る店でした。写真のJR前橋駅を高崎方面に歩いて数分の高架下にあ
る。店の雰囲気は、足利のコグレを少し大きくした感じ(と言って何人が
わかるか? わかるよね。足利の人。笑)。楽器は、中学・高校生の初
心者から上級者までまんべんのない品揃え。そして、機種も豊富。

 特に、「がんばっているなぁ」と思うのは、ギターマニアが納得する楽器
をちゃんと押さえられている事。今、都心部の神田村を探してもなかなか
見つからないスチールのトライコーンと木製のナショナルリゾネーターとド
ブロ33Hがあった。そして、1900年代初期のものと思われるギブソンの
L-5もしっかり。店のオーナーもええ感じ。
 今度、検索でいいのがヒットしたら群馬・栃木観光とカップリングで行っ
てみるのもよいかもしれませんよ。サンキュー、やさしい前橋の人達!!
 では。