やってきました新宿。この街には、そこいら中に思い出がある。
ちなみに、写真の場所は青柳さんがはるか19年前、屋外演奏な
るものをはじめて経験した所。この日は、よい夜で、私の文筆分
野の先生、佐瀬稔さんと紀伊国屋ホールで演出家の宮本亜門
さんにインタビューをして、オペラとかミュージカルの話で盛り上
がった。
先生とあまりに気持ちよくなったから、近くのライオンで食事を
してね。それで先生と分かれて電車に乗ろうと地下に潜ると「ア
ドラー」という外人が、ここでガットギターを弾いていたんだ(当時
の東京は面白かった。こういう所でフラメンコの外国人女性がガッ
トと合わせたりしていた。おおらかだった。「ことなかれ」のヤツ、
街をこんな窮屈にしやがってよぉ。笑)。
彼とも、ここで音楽の話で盛り上がった。で、彼から「ギター弾
けるなら貸すよ」と言われて歌ったのが最初の最初。で、歌ってい
る途中に今度は、たまたまライターの先輩の大堀操丸さんが「何
やってんだお前」とアチキを見つけて声をかけてくれた。
それから毎週。この時、「道は音楽を通して人と交わる事ができ
て面白い」と強烈に思ったのです。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
追記・そんで、翌週、有名な話になる。次の週、「今度は、自分の楽
器で」て行くのだけれど、何時間も歌い出せなかったんだよね。この
情ない話は、単行本、『路上音楽』に詳しい。では。
追記2・京都の木屋町の四条大橋で歌っている「けん蔵」と10年ぶり
位で話をした。あれから10年経っというのに、衰えるどころか、より
パワフルに、そして派手になっいる。えぇ感じやね。
7月には、松本さんの『フォークジャングル』で上野の水上音楽堂
で歌うと言っていたぜ。