1963年頃に、突如、プラスチックの台座のアコギを大量
につくったかと思えば方向転換。そして、よくよく見ていると6
0年代の中期にポツポツとやめたはずのプラスチックの台座
を使ってみたり(あまってたのね?)。
最高と思う木目の材を得意のベタ塗りの黒で塗り潰してみ
たり。カタログにはないベグをひょんと乗っけてみたり(これも
?)。そもそも、あの「くぐもったキブソントーン」を決定づけてい
るのは塗装じゃない?
生産管理が行き届いた工業製品の禁じ手を「まぁ、しょうが
あるまい。えい」とやってのける。この歳になってやっと、現場
の必要性を意識して成長してきたマーチンさんのかたくなさも
理解できるようになってきた。でも、やっぱ、ギブソンさんなのだ。
あの人が南部の街からやってきてブルースを歌うのを待って
る。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
追記・「明日は、週末の天気が崩れそうになかったら、夜のうちか
らバイク旅に出ます」と書いたけれど、ちょっと保留。そんな体力
ないかもしれない(笑)。中止の時は、いつものように歌います。