そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

あの高田渡さんも愛した「路上の演歌」とは?

2009-12-09 21:06:01 | 路上ライブ


  夜の街を楽器を持って歩いていると、いわゆる
「流し」の人達とお近付きになる事がある。写真
の御人は、東京池袋に残された最後の流し、流
たかおさん(太田屋の看板がいい味出してる)。

  彼が雑誌などに原稿を書く時、「演歌師」の肩
書きを選ぶ事に興味を持って声を掛け続けている。
ただ、本当は「流し」と「演歌師」は少し異なる。

  流しは、楽器を抱えて酒場をまわり流行歌を
演奏する。演歌師の人達は、楽器を抱えて路上
で自作の歌を歌い上げる。言ってみれば、シンガ
ーソングライター。その意味では、現在の路上ミュ
ージシャンのルーツと一つと言っても過言ではない。

  有名人も多いが、添田唖然坊さん、桜井敏雄さ
んの名前がよく通る。残念ながら、他界してしまった
高田渡さんも彼らの歌をこよなく愛した。

路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信                              http://pub.ne.jp/solo_solo/

追記・夜の大宮旧市街には、「唖蝉坊」を名乗る歌い
手も出没している。注目されたい。