多少のご縁があり、興味を持ってきた出版社に、
青春出版社という版元がある。
今朝の日経新聞の書籍広告を見ていたら、
「今時、こんな方向で本なんか出すのか?」
というものがあり、発行社を見ると
青春出版社とあった。
以前は、「へぇ〜、面白い発想のタイトルの
本を出すな」と驚かされることが多かった同社。
恐らく、社内に大きな変化があったのだろう。
関係者に、詳しくたずねてはいないので、
本当の所はわからない。
しかし、1つ思う所はある。
かつて、同社には男性向けの『BIGtomorrow』と
女性向けの『SAY』という雑誌があった。
この休刊の影響があるように思えてならない。
「雑誌は金食い虫」であるし、広告もなかなか入り難い状況
であろう。ただ、雑誌があることで新しい書き手
との出会いが作れるし、
作り手である編集者は、取材によってビビッドな
社会の今を自然と把握することができる。
もちろん、スタッフの方々は、こうした点に
遜色がないよう努力はされていることだろう。
しかし、努力をしなくてはならないのと、
恒常的に、自然とそうなるのとでは、
大きく違いがあるのだ。
昨今は、企業体内の事業を細分化して、
「独立採算」という視点で組織の運営が
なされる傾向にある。
それは、1つ大切な発想なのだが、
長期的に会社をよい状態で運営するには
といった見地に立てば、また答えは違ってくる。
青春出版社が、よくあるつまらない版元に
成り下がる前に、あるいは、最悪の倒産という
状況になる前に、復調を願ってやまない。
同社の発行する媒体には、ビジネスの要素もあった。
昔から在席するスタッフが残っていらっしゃる
のであれば危機意識を持たれている
と想像することはできるのだが。
路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信
青春出版社という版元がある。
今朝の日経新聞の書籍広告を見ていたら、
「今時、こんな方向で本なんか出すのか?」
というものがあり、発行社を見ると
青春出版社とあった。
以前は、「へぇ〜、面白い発想のタイトルの
本を出すな」と驚かされることが多かった同社。
恐らく、社内に大きな変化があったのだろう。
関係者に、詳しくたずねてはいないので、
本当の所はわからない。
しかし、1つ思う所はある。
かつて、同社には男性向けの『BIGtomorrow』と
女性向けの『SAY』という雑誌があった。
この休刊の影響があるように思えてならない。
「雑誌は金食い虫」であるし、広告もなかなか入り難い状況
であろう。ただ、雑誌があることで新しい書き手
との出会いが作れるし、
作り手である編集者は、取材によってビビッドな
社会の今を自然と把握することができる。
もちろん、スタッフの方々は、こうした点に
遜色がないよう努力はされていることだろう。
しかし、努力をしなくてはならないのと、
恒常的に、自然とそうなるのとでは、
大きく違いがあるのだ。
昨今は、企業体内の事業を細分化して、
「独立採算」という視点で組織の運営が
なされる傾向にある。
それは、1つ大切な発想なのだが、
長期的に会社をよい状態で運営するには
といった見地に立てば、また答えは違ってくる。
青春出版社が、よくあるつまらない版元に
成り下がる前に、あるいは、最悪の倒産という
状況になる前に、復調を願ってやまない。
同社の発行する媒体には、ビジネスの要素もあった。
昔から在席するスタッフが残っていらっしゃる
のであれば危機意識を持たれている
と想像することはできるのだが。
路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信
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