以前「産地偽装」の話題が世間を騒がせていましたが、最近は少々落ち着いています。
「そんなことで商売に影響が出ては・・・」と気を付けているのだろうと思います。
そむりえ亭もその一つですし、美味しさは産地だけで決まるものではありません。
料理人のアイデアと腕、そして私達サービスマンの仕事によるのだろうと思います。
しかし、最近では「産地を名乗りたくても【もの】が無い」という大問題が彼方此方で起こっています。
例えばホタルイカは有名な富山湾内の漁の初日は「たった59匹」
(匹っていう単位で報道されています)
代わりにスルメイカが大量に揚がっているようです。
各地のシラス漁も不振だとか・・・
逆に鰤などは以前は揚がらなかった地域での漁獲が増えて安価になっていたりします。
ですので、そむりえ亭では基本的に産地を大きく告知することもありませんし、その必要もないと思うのです。
コースに使う食材は「ワイン6種付で12,000円(税込)を値上げしない」と公言しています。
よって「高くてもいいから少量分けてくれ」と言う訳には行きません。
まあ、白トリュフの様に「コース外でお好きな方はどうぞ」という場合もありますが・・・
さて、ワインは殆どのものが「原産地呼称」を名乗っていますので産地は明白です。
しかし、これも近い将来変化が起こると言われていますが、果たしてどうでしょうか?
各々の産地で一生懸命に農業をされている方、漁業をされている方には「もっと産地を名乗ってくれ」という声もあるのだろうと思いますが、そこのところはご容赦頂きたいと思います。
ちなみに季節の白アスパラは今月に入って3つの産地のリレーです。
日によっては「最初の3名様分は〇〇産、それ以降は△△産」という事もある訳です。
自然の産物を使う、という事の宿命ですね。
あ、「うちは間違いなく〇〇の産地のものを仕入れて使っている」というお店は素晴らしいと思っていますよ汗
さて今日23日は「ほぼ満席」、明日24日は沢山空いています。
どうぞ宜しくお願いいたします。
樋口誠