ローヌ.レンジャーという言葉はカリフォルニアで生まれたものと認識しています。
フランスのコート.デュ.ローヌ地方由来の葡萄品種をカリフォルニアのパソロブルス地区などで育てワインを造る人たちのことを言いますね。
しかし、ワシントン州にも負けじとローヌ.レンジャーが存在します。
今月使っているマックレーはその代表格です。
育てている葡萄はシラー、グルナッシュ、ムールヴェードル等の赤ワイン用、マルサンヌ、ルーサンヌ、グルナッシュブラン等の白ワイン用、すべてローヌ系。
ラベルは1度見ると忘れられない「燃え盛る真っ赤な太陽」です。ソムリエ泣かせなこのラベルは全てのワインに同じデザイン。小さく書かれている文字を老眼の私が確認する姿は情けないものです。
しかし品質ははっきりした個性を持っています。
ローヌのものでも、オーストラリアのものでも、カリフォルニアのものでもない酸とタンニンとミネラルが混在し、ボリュームのあるアルコールが丸みをもたらします。
昨日書きました鹿などには最適なローヌ系赤。オマールや秋に美味しいキノコ(トリュフも含む)にばっちりなローヌ系白。
これからの季節には是非お勧めしたいアイテムです。
取り敢えずは今日から登場のエゾ鹿にお試しください。
お待ちしています。