まもなく今年の呼称資格認定の2次試験です。
多くの受験者の皆さんは苦労なさっていると思います。
過去に何度も書いていますが・・・
1:いきなりグラスを回さない
2:ちょっとした印象に引きずられない
3:目→鼻→口の順を守る
4:外観は「濃さ」「色のタイプ」「エッジのグラデーション」「粘性」
5:香りは「強度」「大まかな印象」「より具体的な印象」「グラスを回して変化を見る」
6:味わいは「甘味」「酸味」「渋味」「テクスチャー」「アルコール」
7:口にワインがある時に「酸」「タンニン」「アルコール」を判断しない。
ワインの80数%は水なので、吐き出して数秒=水分が切れてから判断
8:2度飲みは避ける
あくまでもアルコールなので「酔い」が判断を鈍らせる
9:時間がたったグラスは内側を再度濡らしてから嗅ぐ
10:全てをチェックした後で品種、産地等を推測する
11:ニューワールドのワインで覚えた人は古い産地のワインを試すべき。
特にリースリングやシラーの香り、ソーヴィニヨンブランの色
12:必ずISO規格のグラスで勉強する
13:希少品種や超高級なワインを追いかけない
14:蒸留酒は鼻に近づけすぎない
15:蒸留酒を口に含むには注意が必要
16:酔って、或いは満腹で練習しない
17:試験当日は早めに起きて軽めの朝食は可、昼食は抜きが望ましい
18:周りの人の為に香水は禁物、派手色や蛍光色の服もやめておきましょう
なにしろ「当てもの」ではありませんので「洋服屋さんが各部の寸法を測るように」「順序良く」
そして、その結果として「着やせしてるが肩幅があるな」「腿が太いのでズボンは太めに作らないと」となるわけです。
私はこういう勉強を商売にするつもりはありませんが、若い人(そうでない人も)を応援する気は満々です。
テイスティングの「樋口流の心得」をお話しすることは出来ますので遠慮なく訪ねて、そして「尋ねて」ください。
試験まで残すところ5日。
良いテイスティングが出来ますように、お祈りしています。
樋口誠