味を構成する要素に「五味」という言葉があるのは周知のことです。
先日、そむりえ亭の若い料理人が「五味を整えた料理を心掛けている」と話していました。
さて、その「五味」も国によって、或いは宗教によって若干違うようです。
日本で一般的に知られているのは・・・
「甘味」
「辛味」
「酸味」
「苦み」
「旨味」
或いは「旨味」を外して「辛味」を「塩辛味」「辛味」(唐辛子のような)に分けて5つ揃えることもあるようです。
その「五味」
ワンプレートランチなどでは「一皿の中の五味のバランス」、例えば「幕の内弁当」や「中華ランチ」等は五味が程よく散らばっています。
コース料理の場合は、一皿ずつに完成された五味が続くと「似たバランスの羅列」に感じたりします。
コース料理の場合は、一皿ずつに完成された五味が続くと「似たバランスの羅列」に感じたりします。
私が彼らにお願いしたのは「アミューズからデザートまでの間で五味を完成させてほしい」という事です。
いや、五味の一つが欠けていても、そこをワインで補うことがソムリエの仕事なんですね。
果てして今後のそむりえ亭の料理は如何に?
楽しみです。
楽しみです。
皆様も期待していただきたいと思いながら、またご意見も頂戴できればと思います。
樋口誠