ソムリエや、グルメと呼ばれる方は「味覚に鋭い」とか「香りに敏感」と思われがちです。
ですからソムリエ協会の試験にチャレンジされる方が「俺は味音痴やから無理やろな」とか、逆に「私はビールでも何でも、目隠しでも銘柄すぐ判るから、試験も一発やん」などと言われます。
しかし、本当に香りや味覚に敏感な人は意外に難しいものです。
例えば、グラスを持つ手の臭いを感じてしまったり、前の席の(或いは隣の席の)人の香水や体臭を察知したりするのです。
また、空調の空気の流れや「口をすすぐ水」に影響を受けやすいのも敏感な人だったりしますし・・・・
私自身、特別な舌や鼻を持っているとは思えず、しかし、ソムリエ業を40年近く続けられています。
何が言いたいか?というと「鼻が(味覚が)鈍感やからワインは飲まれへん」と思われている方には「大丈夫」という事ですし、「試験なんて無理無理無理」でなく、チャレンジ出来ますよ、と・・・
って言うか「俺は味覚にウルサイで」「養殖や天然か、すぐ判るわ」「こっちの方が高いに決まっている」と声高に発する人に限って当たっている人を私は知りません。
どうぞ「そうでない人」も尻込みする必要はない、という事です。
さて今日8日はほぼ満席、明日明後日もそれに準じます。
もしご希望でしたら早めにお問合せくださいまし。
樋口誠