song1234です. こんにちは、お元気ですか?

日記です。Since 2007年11月~、神奈川県湘南在住、ハワイアン、ウクレレ、スチールギター演奏が趣味。

読書 「東京島」 桐野夏生 著

2010年06月27日 10時57分10秒 | 
今日も雨、、まあ九州地方に比べたら
少ない雨でしょうが、やはり梅雨なんですね.

今日は、8月28日映画化予定(木村多江主演)の主題の本の感想です.
桐野夏生(きりのなつお)氏、なつおというからには、男?、
いやきれいな女性です. 直木賞作家ですから有名な方です.

この本の内容は、太平洋戦争前後に本当にあった話に
似ているとして知られています.
グアム、サイパン島の近くの、アナタハン島に逃げ込んだ
日本人32人と(後に1人死んで31人)1人の女性、、数も本と同じですね.

著者はこれを意識したかは分かりませんが、近いことは
言えています.


(新潮文庫き21-6ブックカバーから一部引用させて戴きました)

全体の構想、難破してある無人島にたどりつく、、、
そこには、31人の男とたった1人の女性、清子、、、
女性天国??、、でも彼女は既に46歳、、、

そこで繰り広げられる人間の欲望と絶望をもろに
描写する、、、そのあたりがこの本の見せ場でしょう.

著者が女性ということで、もろに女性感で書かれるところが
多いし、興味深い.

女性ってこんな欲望があるんだ、、、などという
新たなる発見が見られる.

最近の読んだ本の中では結構奇抜な、印象の強い
内容だった. 少なくとも物語のために書かれた
内容ではなく、人間の持っている微妙な欲望、本能みたいな
所を描写している、内容的にも結構面白かった.
ラストは少し物語っぽかったかな?

近く映画がみられるという. 見てみたいなあ..

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