銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

清水湯(鎌倉・鎌倉)

2018-01-20 22:14:07 | 銭湯
JR鎌倉駅を降りて横須賀線沿いを歩き、住宅街の中にへと入っていくと、清水湯がある。
デザイナー住宅が多い地区の中に忽然と古びた銭湯が現れるため、どことなく違和感も感じるが、鎌倉らしい雰囲気を帯びた建物だった。



▲鎌倉駅西口。


▲駅前はこんな感じ。


▲御成通りに向かう。


▲この日は、お正月明けの三連休初日ということで人通りが凄かった。






▲おしゃれな雑貨店が軒を連ね、なんとなく原宿や代官山あたりを彷彿させる通りである。


▲大通りから左折して。


▲まっすぐ行くと先に踏切がある。


▲江ノ電が通ってる(車内で若い女性がピースしてくれた)。




▲踏切を渡って大通りのところ。




▲大通りを左折。




▲川の橋を渡って。


▲今度は横須賀線の踏切にぶつかる。


▲これを渡らず、延命寺と線路の間を歩く。ここから住宅街の中へと入っていく。






▲右折して。


▲今度は左折。狭い道が続く。




▲道なりに進んでいくと。


▲開けた通りに出る。


▲まっすぐ進み。


▲また左折。






▲床屋に突き当たって。


▲右をぐるっと回る。




▲すると清水湯がみえてくる。


▲やっと到着。


建物の見た目はかなり古いが、やはり内部も年季の入った建物であった。まず、入り口の下足箱がかなりボロい。
飾り物も多く、何となくごちゃごちゃした感じの下足箱から扉を開けると、お決まりの番台。
座るのは女性で、40代後半か50代前半あたりだろうか。古い銭湯=おばあちゃんをイメージしてたので、ちょっと意外だった。
貸しタオルを借りようとしたが、ここでは用意してないらしく、お風呂セット250円でタオルにシャンプー(メリット)とボディシャンプー(ビオレu)の小さいのが付く。あと同じ値段でタオルだけというのもあった。


脱衣場は昔ながらの作りで、仕切り壁のところに大きな鏡。島ロッカーがあって、右側の壁にもロッカーがあるのと、その間には座るためのテーブル。
右奥には、トイレがあったが、トイレは意外と古い感じの作りをしているものの、よくよく見ると新しい。ちょっと前にリフォームしたのだろう。便器も洋式で綺麗だった。


浴室に入ると、目の前に六角形のカランが一つ目の前にあって(たまに見かけるが、使ってる人をほとんど見たことがない)、それと珍しく真ん中の奥に浴槽。
その浴槽を囲むように左右の壁にカラン。カランは、入って左側にシャワーがついているが、右側はカランだけだ。カランすらなくて丸鏡だけの部分もある(なにを意図してなのか?)。


浴槽は実質一つなのだが、一応白湯だけのところと、バイブラになってるところと分かれている。白湯が7でバイブラが3の割合である。
壁画は、浴槽の範囲にのみ鯉の絵。それとタイルの部分にも鯉のタイル絵があったが、装飾と呼べるものはそれぐらい。実にシンプルで潔い作りである。
古い建物のために、天井は高く、青を基調とした色彩。蒸気が浴室内にだいぶこもっていたが、差し込む西日がとてもいい雰囲気を醸し出していた。


入浴客はほぼ高齢者であるが、途中からもの凄く恰幅のよい30代ぐらいの入浴客も入ってきた。
浴槽の温度はバイブラ、白湯ともに43℃ほど。程良い温度なので水風呂も特にいらない感じである。


ここは正直、設備としてはあまり良くないところだったが(シャワーもかなり使い勝手が悪く、一部タイルが剥がれたままだったり、足下は滑りやすかったりと、色々と不満の感じる銭湯ではあったが)、この銭湯独自の雰囲気は素晴らしく、後で振り返るとまた来たいと思えるような場所だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 JR鎌倉駅
経路 線路沿いを住宅街の中へ
周辺の環境 住宅
●空間演出 
建物外観 ノスタルジックな建物
壁画・眺望 鯉
統一感 かなり配慮されている
置物 特になし
照明 普通
★設備
休憩所 脱衣場の一角
脱衣所 昔ながらの感じ
シャワーの出 まちまち
浴槽の種類 バイブラ、白湯
サウナ なし
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 良い
清潔さ 普通
貸しタオル なし(お風呂セットの購入になる)
備え付け 
◆人
受付 40代か50代前半ぐらいの女性
客層 高齢者と比較的若い人


【案内】

住所
〒248-0013 
鎌倉市材木座1-10-24

電話
0467-22-4697

営業時間
15:00〜21:00

定休日
月・水・金

※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載