#ニュー恵美須
日暮里舎人ライナー
#赤土小学校前駅
▲日暮里舎人ライナーの赤土小学校前。西日暮里から一駅のところだ
▲日暮里舎人ライナーをあまりご存知ない方もいると思うので簡単に説明すると、モノレールじゃないけどモノレールみたいな乗り物である
出典:Wikipedia引用
▲これのこと。ゴムタイヤなので連結バスみたいな作りになっており、自動運転で走行する
▲日暮里から見沼代親水公園までの間を走る。終点駅は見沼代親水公園であるが、それを路線名にしてしまうと「日暮里見沼代親水公園ライナー」と長くなってしまうので、日暮里舎人(とねり)ライナーにしたのだろう。そもそも最初は舎人をなんて読むのか分からなかった
▲こんな感じで景色はいいけど
▲足下が怖い。地震があっても大丈夫なのか心配してしまう(実際に最近あった震度5の地震で脱輪している)
▲階段を降りて
▲降りた先に改札口
▲改札口の先に地図がある。むかうのは右の西口だ
▲西口にむかい
▲再び階段を降りる
▲降りたところ。左にスギ薬局がみえる
▲右に赤土小学校前駅
▲まっすぐ進んで
▲左折
▲スギ薬局の裏側に進む
▲そのまま歩けば
▲ニュー恵美須がみえる。歩いて2分ほどだ。体感的には1分
▲この奥は駐車場になっている
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲東京の銭湯でこれほど広々とした駐車場があるところは滅多にない
▲設備の名前がズラリと並べられてある。とくに流れ風呂はここの特徴だろう
▲到着
中に入ると、下足箱のスペースはけっこう広め。下足箱が黄色くて鮮やかだ。
左の中へと入ると、古い銭湯にしてはかなり広めのロビーで驚いた。贅沢に空間を使っており、奥に掛けて緩やかなカーブを描いている。左壁にはテレビがあり、右壁に椅子が並ぶ。
さらに奥に目をやると、マッサージチェアと自販機、漫画本の本棚などがあった。ちょっとしたスーパー銭湯のハシりみたいなところか。
手前の右側にフロントがあって、座るのは80ぐらいの女性。
接客対応が素晴らしく、常に満面の笑顔で癒される。
「貸しタオル、ありますでしょうか?」と訊ねると、後ろから桶を取り出してくれて、「石鹸とかついて(入浴料あわせて)500円だけど大丈夫?」と聞いてくれた。
中身は、シャンプーに固形せっけん、ナイロンタオル、フェイスタオルだ。
入浴料480円に+20円だけでこれだけサービスが厚いのはめちゃくちゃコストパフォーマンスが高い。
喜んでお借りすることに。
女湯は右側で、男湯が左側だった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
のれんをくぐると、脱衣場もやはり広め。建物自体はけっこう古めであるが、ロッカーだけはかなり綺麗で新しい。おそらく古くない時期に中普請したのだろう。
真ん中には座るテーブがあり、右端に洗面台が並ぶ。もともと広めであるが、無駄がなくて余計に広く感じる。そのため着替えるのも快適だった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
扉を開けて中に入ると、こちらはかなり変わった作りをしている。
というのも、カランは右の間仕切り側と島カラン、それに左の壁にもあるのだが、浴槽が奥から真ん中に掛けて手前まで伸びており、それが間仕切りと島カランの間を通っている。
こうした作りは東京では初めてみるものだった。それもそのはずで、ここの浴室は大阪の業者に頼んで作ってもらったもののようだ。
立ちシャワーは右手前にあって、隣接する形で水のボディシャワーがある。
これは壁一面にジェットのノズルが取り付けられているもので、奥壁にあるチャイムボタンを押すと30℃の水が全身に降りかかる(最初に出てくる水はかなり冷たかった)。
水風呂がないので、その代替設備なのだろう。
作りが古いために一部機能していなかったが、ほかは勢いがあるのでノープロブレムだ。
出典:東京銭湯ホームページ引用
浴槽をみると、先述した通り奥からL字の形で手前まで伸びている。奥のお湯が流れてくる仕掛けで、流れ風呂と呼ばれる。関東では滅多にみないが、関西ではポピュラーなものらしい。
左奥からみていくと、最初は座湯。深めで温度は43℃ほどか。その隣は寝湯になっていた。
水枕があったが、やはり機能していなかった。そもそもお湯が多すぎるので水枕まで浸かっており、仮に水枕が冷たかったとしても意味が無かっただろう。
さらに右に目を転じると、真ん中にある湯船が電気風呂。奥の壁から滝のようにお湯が流れていた。温度は45℃ぐらいと、入ると結構熱いと感じた。ここから浴室の入り口手前までお湯が流れている。
電気風呂の隣は超音波と解説があったが、なにも機能していなかった。以前はジェットバスかなにかが出ていたのかもしれない。
そして手前にステンレスの仕切がある。
ここも下から湧出口があった。
最後は少し一段下がった深浴槽があり、10人ほどが入れるぐらいの湯船である。
入ってみると、めちゃくちゃ熱い。
温度はおそらく48℃ぐらいか。通常だと流れるお湯の川下は温度が下がるはずだが、ここでは逆だった。
しばらく入ってたら体が真っピンクになってしまった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらの写真は女湯
しかしこれで終わりではなく、左側には露天風呂がある。露天風呂といっても実質室内なので半露天。
浴室と露天風呂の仕切には扉があったと思うが、それが外されていた。
露天風呂は岩で周りを囲み、中は鮮やかな青色のタイルが張られてある。
温度は43℃ぐらいと、一般的な露天風呂にしては少し熱めかも。
露天風呂の右側に外気浴のできる空間があり、ガラスの引き戸を開けると、ちょっとした中庭のような作りになっている。灯籠があり、それを大きな石で囲まれている。
カランも2つだけあって一応使えるのかもしれないが、誰も使っていない。
ちょうど寒くなり始めた頃なので、外気にあたっていると気持ち良かった。
残念なのは、外気浴用の椅子がなかったこと(中から持ってくる手もあったけど)。これで座る場所があれば言うことなしだった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲露天風呂。右に扉があり、
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲その扉を開けると、こんな感じの外気浴できるスペースがある
露天風呂に戻ると、その露天風呂の左側にはサウナがあった。ただ、サウナといってもフィンランド式サウナ(乾式)ではなく、ミストサウナ。なので追加料金なしのサウナだ。
コロナを警戒して注意書きには2人までと書いてあった。
扉をあけて中に入ると、思った以上に本格的で熱い。温度計は45℃を示していた。広さは詰めれば5人ぐらいは入れるスペースだった。
こんな感じでやや設備の老朽化は感じるが、充実しててサービスも素晴らしく、すごく人気がある。カランは常に半分以上が埋まっている状態だった。
客層はほとんど高齢者だが、一部で若い人や中年がチラホラ。
客同士が顔見知りらしく、色んなところで話し込んでる姿がみられた。
ここは関東では珍しい作りなので新鮮だったのと、とにかく接客が素晴らしく、また来たいと思える楽しい銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 赤土小学校前
経路 徒歩2分
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 昭和後期あたりの建物
壁画・眺望
統一感 あり
置物 色々
照明 ふつう
★設備
休憩所 とても広いロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 座湯、寝湯、電気風呂、露天風呂
サウナ あり(ミスト)
温度 43~48℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 明るい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け なし
◆人
受付 80代の女性
客層 高齢者
【案内】
住所
〒116-0012 荒川区東尾久4-17-9
休業日
第1,3月曜日
営業時間
15:00~24:00
電話番号
03-3894-7602
※東京銭湯ホームページ転載