小田急の祖師ヶ谷大蔵駅を降りると、駅前のウルトラマン商店街を歩き、その途中に「そしがや温泉21」がある。
商店街のわき道にあって、しかも駅から近いということで利便性の高い銭湯だった。
そして、なによりも特筆すべきは施設の充実ぶりだ。事前情報なしで訪れたので、入ったあとは驚きの連続だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/89/779e17d26f9858bdcba5b22f94e9b95c.jpg)
▲祖師ヶ谷大蔵駅下車
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/24/9ad41dd08c7302bb3b1b2769e8ff578f.jpg)
▲ウルトラマン商店街を歩く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b1/108d61205a39329bede98651ed5bf94a.jpg)
▲円谷英二の自宅が祖師ヶ谷商店街にあったらしく、ここではウルトラマンがシンボルの街
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/32/b331dc2e4273ea259c141ca2708b8909.jpg)
▲カレー屋さんがあるところを左折すると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/31/ca1132ac2a5da03dc5a99dc9d00da272.jpg)
▲大きなコインランドリーがあって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/aa/2fd6ed0b3595dad764c1b874c054f08a.jpg)
▲奥に、そしがや温泉21がある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/01/f9fabc40019532baeb0bdb3a79677b49.jpg)
▲ふつうの銭湯とは思えない立派な建物。一見すると、介護施設のような雰囲気もある
開店直後に訪れたのだが、自販機前にはかなりの列をなしていた。しばらく順番を待って、ようやくチケットを購入する。
ちなみに貸しタオルは100円で、ちょっと高めだなあと思っていたが、フロントでチケットを渡すと、渡されたのはフェイスタオルとバスタオル。これで100円なら、むしろ安いほうだろう。
フロントのあるところは、全体を見渡すと休憩室の一角にあって、かなり広々としている。それと、マッサージチェアやテレビ、ソファー、雑誌などがあって、一通り揃えられてる感じだ。
これだけでも十分だと思うのだが、脱衣場の方へ進むと、なんと脱衣場の隣にも休憩室がある。しかもフロント同様にしっかりした作り。
かなりサービスの徹底した銭湯だと思ったのだが、驚くのはまだ早かった。
その奥に脱衣場があって、けっこう広く確保されており、壁際にはロッカーがギッシリ並んでいる。ロッカーの大きさも色々あって、荷物が多い人にも親切な作りである。
浴室の入り口右側には給水機と体重計。それと、左側には謎の扉。なにかと思って開けてみると、休憩用のデッキになっていた。しかもかなり凝った作りである。
そんな感じで、いざ浴室に入ると、最初に目に飛び込んでくるのが、備え付けの潤沢ぶり。
シャンプー、ボディシャンプーはもとより、夏用のクールミントシャンプーとボディシャンプーまである。加えて固形石鹸。
このセットが、島カランに2つずつ(1.5人に1つぐらいの割合で)用意されているので、カランの棚はほとんど備え付けで埋まっているといってもよい。
ここまで用意されてるところはスーパー銭湯も含め、ほかにないだろう。
それと椅子とケロヨン桶ははじめから置かれてあるので、運んで戻す必要もない。
そのカランや浴槽の配置は、左手前に立ちシャワーがあって、あとは壁際にカランが並ぶ。壁にあるカランはすべて大きな鏡なので、きらびやかな雰囲気がある。
あと横に並ぶ島カラン(片面3人分)が奥に向かって4つほど並ぶ。
右側は浴槽のスペースとなっていて、大まかに黒湯のところと白湯のところに分かれる。
黒湯のところは手前側が浅浴槽で、奥に向かって電気風呂、バイブラとなっている。黒湯の電気風呂は強力なのか、入っている人が苦悶の表情で手すりにしがみついていた。
そして通路に隔てられた先が白湯で、手前側から微細気泡の電気風呂、隣が広めの主浴槽となっていて、端っこに寝湯が2基と続く。
浴室の奥には、右側からサウナ(有料)、小さな水風呂、ミストサウナ(無料)、冷凍サウナ(無料)、それに左端に立ちシャワーが3つ。
頭上には、大きなテレビ。100インチはあるだろうか。音声はなく、この日は夏の高校野球が放映されていた。
それと冷凍サウナだが、これはマイナス11℃の空冷を体感できるというもので、ほかの銭湯では見たことがない珍しい設備だ。
扉は二重扉で、引き戸を開けて緩衝スペースで開き扉を開けると、中は意外にも一人か二人立てるだけの空間(一人しか入ってはいけないルールになっている)。
頭上には、大きなクーラーがグワングワンと音を立てて稼働していた。
足元には、小さな氷が転がっている。マイナスともなるので、自然と氷ができるのだろう。それとこれだけ寒いということで、入り口横には非常用ボタンも用意されている。
ところで極寒を覚悟して中に入ってみたのだが、意外にも寒くない。体を温めすぎたせいか、むしろ涼しいぐらいの感覚だった。
ただ、パイプの上には氷柱(つらら)ができてるし、やっぱり相当寒いのだろう。
温度計をみると、マイナス7℃。あれ?11℃まで届いてないと思った。
開店直後だから、しばらくすればマイナス11℃に届くのかな?と思っていたが、お客さんが混み始めてきた30分後にもう一度入ってみると、今度はマイナスどころか、プラス3℃。それでも十分に寒いはずだけど、やはり人の出入りが激しいと、マイナス11℃を維持するのは難しいようだ。
個人的な体感だと、初冬の外気浴をしてるような感覚に近いかな?と思った。本格的な真冬はマイナス11℃までいかないけど、真冬のほうがもっと寒い気がする。
それと入室したときの話に戻るが、入ってすぐのときに館内放送が入り、一から十まで懇切丁寧に銭湯のルールを紹介していた。
人によってはお節介に感じる放送かもしれないが、個人的には店側の真摯な姿勢が感じられて好感がもてた。
あと、ここのもう一つの売りは、なんと言ってもプールである。
プールは、有料サウナの料金を支払うと利用できる仕組みらしく、このへんのことはなにも知らなかったので、のちに知ったが後の祭り。
扉から外のプールをのぞき込むと、ちょうど子どもぐらいなら、本気で泳げそうな大きさだった。
夏休みは、まさにもってこいの銭湯だろう。
総じて、ここの銭湯ほど設備が充実したところはないと思った。
時間に余裕があれば、半日は楽しく過ごせるだろう。
ただし、当然ながら入浴客の混雑ぶりも半端なかった。
ここを訪れるなら、できれば開店直後に来るのが望ましいと思う。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 小田急・祖師ヶ谷大蔵駅
経路 ウルトラマン商店街
周辺の環境 住宅街や商店街
●空間演出
建物外観 外観は、介護施設のような雰囲気
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント前と、脱衣場入り口
脱衣所 そこそこの広さ
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 黒湯、白湯、電気風呂、ジェットバス
サウナ あり(ミストサウナは無料)
温度 41℃、42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(100円)
備え付け あり
◆人
受付 50代から60代ぐらいの女性が3人
客層 中高年や若者、子どもと勢ぞろい
【案内】
住所
〒157-0072
世田谷区祖師谷3−36−21
電話番号
03-3483-2611
アクセス
小田急線「祖師ケ谷大蔵」駅下車、徒歩5分
休日
無休(元旦のみ休業)
営業時間
14:00−26:00
入浴券購入は25時30分終了
※東京銭湯ホームページ転載
商店街のわき道にあって、しかも駅から近いということで利便性の高い銭湯だった。
そして、なによりも特筆すべきは施設の充実ぶりだ。事前情報なしで訪れたので、入ったあとは驚きの連続だった。
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▲祖師ヶ谷大蔵駅下車
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▲ウルトラマン商店街を歩く
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▲円谷英二の自宅が祖師ヶ谷商店街にあったらしく、ここではウルトラマンがシンボルの街
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▲カレー屋さんがあるところを左折すると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/31/ca1132ac2a5da03dc5a99dc9d00da272.jpg)
▲大きなコインランドリーがあって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/aa/2fd6ed0b3595dad764c1b874c054f08a.jpg)
▲奥に、そしがや温泉21がある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/01/f9fabc40019532baeb0bdb3a79677b49.jpg)
▲ふつうの銭湯とは思えない立派な建物。一見すると、介護施設のような雰囲気もある
開店直後に訪れたのだが、自販機前にはかなりの列をなしていた。しばらく順番を待って、ようやくチケットを購入する。
ちなみに貸しタオルは100円で、ちょっと高めだなあと思っていたが、フロントでチケットを渡すと、渡されたのはフェイスタオルとバスタオル。これで100円なら、むしろ安いほうだろう。
フロントのあるところは、全体を見渡すと休憩室の一角にあって、かなり広々としている。それと、マッサージチェアやテレビ、ソファー、雑誌などがあって、一通り揃えられてる感じだ。
これだけでも十分だと思うのだが、脱衣場の方へ進むと、なんと脱衣場の隣にも休憩室がある。しかもフロント同様にしっかりした作り。
かなりサービスの徹底した銭湯だと思ったのだが、驚くのはまだ早かった。
その奥に脱衣場があって、けっこう広く確保されており、壁際にはロッカーがギッシリ並んでいる。ロッカーの大きさも色々あって、荷物が多い人にも親切な作りである。
浴室の入り口右側には給水機と体重計。それと、左側には謎の扉。なにかと思って開けてみると、休憩用のデッキになっていた。しかもかなり凝った作りである。
そんな感じで、いざ浴室に入ると、最初に目に飛び込んでくるのが、備え付けの潤沢ぶり。
シャンプー、ボディシャンプーはもとより、夏用のクールミントシャンプーとボディシャンプーまである。加えて固形石鹸。
このセットが、島カランに2つずつ(1.5人に1つぐらいの割合で)用意されているので、カランの棚はほとんど備え付けで埋まっているといってもよい。
ここまで用意されてるところはスーパー銭湯も含め、ほかにないだろう。
それと椅子とケロヨン桶ははじめから置かれてあるので、運んで戻す必要もない。
そのカランや浴槽の配置は、左手前に立ちシャワーがあって、あとは壁際にカランが並ぶ。壁にあるカランはすべて大きな鏡なので、きらびやかな雰囲気がある。
あと横に並ぶ島カラン(片面3人分)が奥に向かって4つほど並ぶ。
右側は浴槽のスペースとなっていて、大まかに黒湯のところと白湯のところに分かれる。
黒湯のところは手前側が浅浴槽で、奥に向かって電気風呂、バイブラとなっている。黒湯の電気風呂は強力なのか、入っている人が苦悶の表情で手すりにしがみついていた。
そして通路に隔てられた先が白湯で、手前側から微細気泡の電気風呂、隣が広めの主浴槽となっていて、端っこに寝湯が2基と続く。
浴室の奥には、右側からサウナ(有料)、小さな水風呂、ミストサウナ(無料)、冷凍サウナ(無料)、それに左端に立ちシャワーが3つ。
頭上には、大きなテレビ。100インチはあるだろうか。音声はなく、この日は夏の高校野球が放映されていた。
それと冷凍サウナだが、これはマイナス11℃の空冷を体感できるというもので、ほかの銭湯では見たことがない珍しい設備だ。
扉は二重扉で、引き戸を開けて緩衝スペースで開き扉を開けると、中は意外にも一人か二人立てるだけの空間(一人しか入ってはいけないルールになっている)。
頭上には、大きなクーラーがグワングワンと音を立てて稼働していた。
足元には、小さな氷が転がっている。マイナスともなるので、自然と氷ができるのだろう。それとこれだけ寒いということで、入り口横には非常用ボタンも用意されている。
ところで極寒を覚悟して中に入ってみたのだが、意外にも寒くない。体を温めすぎたせいか、むしろ涼しいぐらいの感覚だった。
ただ、パイプの上には氷柱(つらら)ができてるし、やっぱり相当寒いのだろう。
温度計をみると、マイナス7℃。あれ?11℃まで届いてないと思った。
開店直後だから、しばらくすればマイナス11℃に届くのかな?と思っていたが、お客さんが混み始めてきた30分後にもう一度入ってみると、今度はマイナスどころか、プラス3℃。それでも十分に寒いはずだけど、やはり人の出入りが激しいと、マイナス11℃を維持するのは難しいようだ。
個人的な体感だと、初冬の外気浴をしてるような感覚に近いかな?と思った。本格的な真冬はマイナス11℃までいかないけど、真冬のほうがもっと寒い気がする。
それと入室したときの話に戻るが、入ってすぐのときに館内放送が入り、一から十まで懇切丁寧に銭湯のルールを紹介していた。
人によってはお節介に感じる放送かもしれないが、個人的には店側の真摯な姿勢が感じられて好感がもてた。
あと、ここのもう一つの売りは、なんと言ってもプールである。
プールは、有料サウナの料金を支払うと利用できる仕組みらしく、このへんのことはなにも知らなかったので、のちに知ったが後の祭り。
扉から外のプールをのぞき込むと、ちょうど子どもぐらいなら、本気で泳げそうな大きさだった。
夏休みは、まさにもってこいの銭湯だろう。
総じて、ここの銭湯ほど設備が充実したところはないと思った。
時間に余裕があれば、半日は楽しく過ごせるだろう。
ただし、当然ながら入浴客の混雑ぶりも半端なかった。
ここを訪れるなら、できれば開店直後に来るのが望ましいと思う。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 小田急・祖師ヶ谷大蔵駅
経路 ウルトラマン商店街
周辺の環境 住宅街や商店街
●空間演出
建物外観 外観は、介護施設のような雰囲気
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント前と、脱衣場入り口
脱衣所 そこそこの広さ
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 黒湯、白湯、電気風呂、ジェットバス
サウナ あり(ミストサウナは無料)
温度 41℃、42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(100円)
備え付け あり
◆人
受付 50代から60代ぐらいの女性が3人
客層 中高年や若者、子どもと勢ぞろい
【案内】
住所
〒157-0072
世田谷区祖師谷3−36−21
電話番号
03-3483-2611
アクセス
小田急線「祖師ケ谷大蔵」駅下車、徒歩5分
休日
無休(元旦のみ休業)
営業時間
14:00−26:00
入浴券購入は25時30分終了
※東京銭湯ホームページ転載
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