銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

松本湯(東京・落合)

2022-01-01 07:48:00 | 銭湯
#松本湯






東京東西線
#落合駅

▲東西線の落合駅


▲中野の隣駅だ


▲左が現在地で、右に向かって進むだけ。徒歩3分とかなり近くにある




▲4番出口を目指そう


▲階段をのぼった奥に改札口


▲改札口をすぎて




▲階段をのぼると




▲地上がみえてくる


▲左から出てきたところ


▲出て左に真っ直ぐすすむ






▲途中で右に横断歩道がみえてくるので


▲そこを渡ると奥にみえる茶色のマンションが松本湯である




出典:東京銭湯ホームページ引用
▲入り口は奥にある。到着


ここは2020年8月にリニューアルしたところで、本当はリニューアル前にも来たかったのだが、松本湯自体を知ったのが休業する当日という不運。そして気がつけばリニューアルしていた。


ここはかなり先鋭的な取り組みの銭湯として知られ、サウナーにとっては聖地として崇められるところらしい。
と期待十分だったが、最初の入り口で目の前に灰皿があって、非喫煙者の自分としてはちょっと残念。帰りはかなり煙を浴びる羽目になった。


玄関はとても綺麗で、ほぼスーパー銭湯といった感じだった。
左に入浴チケットの自販機があり、シンプルで分かりやすく作られている。


自動扉をあけると感嘆するほど豪華で美しいロビーが奥に続いていて、右に目をやると「スッポンモドキ」のカメキチが水槽の中で浮かんでいた。

▲カメキチ氏


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲なかなかキュートな顔立ち。カメでもスッポンでもなくスッポンモドキ科に分類される生物らしい


フロントは右側にあって、座るのは30代ぐらいの男性。そのフロント前には店主らしき男性が立っており、「いらっしゃいませッ!」と挨拶してくれる。このへんの徹底ぶりもさすが。
チケットを差し出して貸しタオルを出してもらうと、男湯は右側。女湯は左側だった。


のれんをくぐると、脱衣場もすごく綺麗で、比較的広く感じる空間だった。
手前の壁沿いをロッカーが並び、真ん中付近には座るテーブル。左の間仕切り側には、大きなテレビがある。
ロッカーはコインリターン式で、100円が事前に必要だ。
ロッカーの扉裏側にはマスク掛けがついており、こうした細かい気遣いはさすがと感心した。
鏡台にはティッシュがあるが、綿棒などのアメニティは見かけず、ドライヤーも有料。このあたりはビジネスライクだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


扉を開けて中に入ると、とにかく人人人で、人いきれで充満していた。
やはりめちゃくちゃ人気なところなんだと再確認する。
手前右には、さっそく“ととのえる”ためのスペースが用意されていて、畳敷きになっている。詰めれば4~5人は座れるぐらいのスペースだろうか。


出典:東京銭湯ホームページ引用


左には物置の棚があるが、とにかく人が多いからぐちゃぐちゃだった。このへんは入浴客の民度も見えてくる。
その奥左右には、立ちシャワーとシュビナバスがある。
立ちシャワーは最新だから使いやすくて快適。シュビナバス(全身シャワー)は特にすごい。
ボタンを押してノズルからぬるいお湯が出てくるのだが、上向きなので体に反射したお湯が一気に顔にぶつかってきてのけぞりそうになる。これはクセになりそうだった。
右は立ちシャワーで、その奥にサウナがあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲いまや最新の銭湯はロウリュ完備でサウナの進化が止まらない


カランは左の壁沿いに並び、奥にも一部オマケみたいな形で島カランがある。
カランはスーパー銭湯同様にはじめから椅子が並び、桶もある。
その椅子は座高が高いので座りやすく、立つときも腰に負担が掛からないので快適。シャワーは当然ながら文句のつけようがない完成度の高さ。
ホスピタリティに関しても従業員が定期的に巡回しており、乱れた椅子や備え付けなどを整えている姿が見られた。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


肝心の湯船であるが、とにかくここは数が多くて目白押しだ。
まず最初の手前にあるのは、水温の異なる水風呂が2つ。
右が深くなった冷たい水風呂で、水温は18~16℃ほど。
左側にある水風呂はぬるくて、バイブラ仕様。こちらは30℃ほどぐらいだった。水風呂が苦手な人もここなら問題なく入れるだろう。
そのバイブラ水風呂の奥にあるのが熱湯で、ラミネートには42~43℃と書いてあったが、入ってみるともっと熱かったような気がした。
さらにその奥が主浴槽。L字型をしており、手前が浅浴槽で、奥が深浴槽になっている。こちらは備長炭を使ってるうえに、オーストリアのバドガシュタインの石を利用しているというダブル効果が期待できる贅沢な白湯だ。
温度は42℃ぐらいだろうか。


出典:東京銭湯ホームページ引用


その奥にあるのがジェット関連の湯船。寝湯が2つと、座湯が2つ。さらに一番奥は電気風呂だったが、それも弱と強と分かれており、好みに応じて選ぶことができる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵は液晶ディスプレイになっていて、一定間隔で景色が変わるハイテクぶり。
このように現在の銭湯のサービス面においては、ほぼ最先端を網羅しているのではないかという十全ぶりで圧倒された。
ここまで完璧だと文句のつけようがないが、天の邪鬼の自分としてしいて文句をいえば、脱衣場の室温が高くて汗がすぐに引かなかった点か。
風呂あがりでも汗対処が難しかったので(体を拭いても服を着ると汗が吹き出してきた)、脱衣場は肌寒いぐらいがちょうど良かった。



松本湯は今時らしくクラウドファンディングでお金を集めてリニューアルしたところらしく、今後もこのような形で新しい銭湯がでてくるかもしれない。
とにかくすべてが時代の最先端をキャッチした銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 落合
経路 東へ進む
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 液晶ディスプレイ
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 水風呂(2種類)
サウナ あり
温度 41~45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(値段は忘れた)
備え付け あり

◆人
受付 30代ぐらいの男性
客層 高齢者や若者、中年、親子連れ

【案内】

住所
〒164-0003
中野区東中野5−29−12

電話番号
03-3371-8392

アクセス東京メトロ東西線「落合」駅下車、徒歩3分
JR総武線「東中野」駅下車、徒歩8分
西武新宿線「下落合」駅下車、徒歩8分休日木曜
祝日は翌日休

営業時間
14:00−24:00、日曜8:00−12:00、15:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sun-sun)
2022-01-02 00:17:25
あけましておめでとうございます。

ユーユー様、今年もよろしくお願い申し上げます♪

松本湯、リニューアル前に何度か行きました。とても広くて快適でした。
リニューアル後はまだ行ってないのですが、写真を見たところ今時な感じになりましたねー。
畳敷きの休憩スペースいいな。
昔、船橋にららぽーとの湯というスーパー銭湯があって、そこに畳敷きのスペースあったのですが、それ以来に見ました。
とてもととのい?ます。というか、寛げます。
松本湯、絶対行きますね。混んでるのね〜。
やはり新しくてきれいなところは混んでいますよね。覚悟して行ってきます。
返信する
Unknown (山田成(ユーユー))
2022-01-02 06:52:19
sun-sunさんへ

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

リニューアル前は何度もいかれていたんですね。ここは野外サウナ企画などで昔から有名なところだったらしく、リニューアル後は相当パワーアップしてるだろうなと思ったら、想像以上でした。

畳敷きの休憩所はよかったです。このスペースが目に入った瞬間にハートを鷲掴みにされました。
惜しむらくは浴室内なので、別室にして外気を取り込める仕組みだったらより最高だったかなとは思いますが。

混雑は、人気店の宿命ですね。自分も覚悟していきましたけど、それを差し引いても十分楽しめました。
とにかく清潔感があって設備やサービスが充実してて全部盛りみたいな感じでした。
ここでドライヤーがダイソンで無料だったらとか細かい不満な点がないわけではないですけど笑、東京屈指の銭湯に間違いないです。是非オススメです。

※アプリが不調なので、インターネット経由でコメントを書きました。いつもとちょっと違うかもしれませんが、気にしないでください
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Unknown (196197rieko)
2022-01-03 08:39:44
🗻🦅🍆


あけまして ♨️おめでとうございます🌅

今年も お願いいたします 🐢♪


案山子(^^)🍀ルナッチ😸


🐳🚿🐬🚿
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Unknown (southandnorthface)
2022-01-03 10:09:22
案山子さんへ

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします。
ネコちゃんの写真をいつも楽しみにしています。
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