銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

星乃湯(川崎・川崎)

2021-06-05 07:14:00 | 銭湯
#星乃湯

・川崎駅から遠くにある銭湯
・サウナが脱衣場にある
・ホテルのように紳士な対応







JR京浜東北線
#川崎駅

▲JRの川崎駅


▲ここは南武線や東海道線も停車するハブ駅である




▲中央改札口がある方面の階段を登り




▲改札口にむかう


▲改札口を抜けたところ


▲左に向けばラゾーナで


▲今回向かうのは、その反対方向(改札口でて右側)である


▲今回は距離があるのでバスを利用する


▲エスカレーターか階段で降りて






▲まっすぐ地下に潜ればアゼリアに行くが、


▲奥に行きたいため、その左側(右でもいいけど)に回り込む






▲奥に案内板がみえてくる


▲現在地の川崎駅から、降りるのは大島三丁目というバス停


▲乗るのは、22系統の三井埠頭行きだ


▲8番を目指そう


▲のりば案内をみると、右上あたり




▲案内板を正面に見て右斜めにある


▲進んだ先の横断歩道を渡り


▲渡ってすぐ目の前にあった




▲時刻表をみる。本数はそんなに多くない


▲バスに乗り込む


そして揺られること10分ほど。



▲大島三丁目で降りる


▲ローソンまで進み


▲右側の横断歩道を渡る


▲そのまま進んで


▲分かれ道は左側(この時点で星乃湯がみえている)


▲左に向いたところ


▲すると右側に星乃湯がみえてくる。みんなソーシャルディスタンスを守っていた


▲コインランドリーの看板もおしゃれ


▲星乃湯という名前にちなんで星座の絵が描かれている


▲この日は子どもの日だったので、菖蒲湯に入ることができた


▲到着


中に入ると、右側が下足箱で、開店直後ということもありちょっと混んでた。
自動扉を開けると、手前側はロビーで、軽食も食べられるようなテーブルが並ぶ。
奥に受付のフロントがあり、50代から60代前半ぐらいの男女2人が立っていた。
今回対応してくれたのは男性の方。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「小と大がございますが?」と聞かれた。
銭湯を巡っていて、ここまで丁寧な口調で対応してくれたのは初めて! 終始穏やかで、まさに紳士的な対応である。
「じつは下足箱の鍵をお預かりしております」と言われて、下足箱の鍵とロッカーの鍵を交換する。
入浴料は、490円で、貸しタオルが40円。合計で530円だった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
▲実際はここまで明るい感じではなかった


男湯は左側で、のれんをくぐると脱衣場全体のスペースは広めである。
ただ、ロッカーは真ん中から右側に集中してるので、混んでる時は少し脱ぎづらい。
左側は、トイレとマッサージチェア。マッサージチェアは2つあって、古いのと新しいものがある。古いのはおそらくほとんど使われてないと思うのだが、お店の古い歴史を示す象徴として残しているのかもしれない。
隣接してドレッサーがあり、ティッシュとドライヤー(有料)もある。
洗面台は別個で、出入り口横にあった。
ロッカーは大きめなので、多少の荷物があっても押し込むことができるだろう。


ここはちょっと変わった作りで、サウナが脱衣場の中にある。
浴室室内への入り口は2つ。
左側が半露天風呂の出入り口で、右側が通常のカランと浴槽がある出入り口。
ということで脱衣場が、サウナ、露天風呂、浴室へと出入りするための起点になっている。行き来するには必ず一度脱衣場を経由しなければならない。
脱衣場の出入り口は足元が濡れても大丈夫なように、水切りユニットの床になっていた。
サウナは別料金で、200円。コロナ渦ということで、黙浴が推奨されていた。


右側にある通常の浴室扉を開けると、こちらは手前右側に立ちシャワーが2つあり、とても使いやすい。
真ん中に島カラン(洗い場)と左右の壁にもカランが並び、右の間仕切り側のみハンドシャワーだ。
ハンドシャワーのヘッドはずしりと重いが、実際に使ってみると使いやすいと感じた。シャワーに勢いがあると通常はヘッドがのけ反るが、重たければ安定して使うことができる。使い込まれた物のようで、よくよく見ると無数の傷があるが、とても綺麗だった。
椅子や桶はスーパー銭湯と同じでそのまま置いてあるので、戻したりする必要がないのも便利。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用



湯船は全体に3つあって、浴室の奥にある通常の湯船(主浴槽)と薬湯、先ほどの露天風呂(半露天)である。
さらに露天風呂の裏側にはパーティションで隔てられた水風呂がある。水風呂は3人ほどが入れるスペースで、水温は16℃あたりと思われる。


お湯の浴槽は、左右に分かれてて、右側が草津湯と命名された白濁の湯。湯の花が入ってるのかと思ったら、匂いからするとどうもそうではないらしい。
電気風呂も併設した作りなので、手すりにつかまったら電気が流れてきた。手すりまで通電してるとは前代未聞だ。
壁にはやや熱めと表示され、たしかに少し熱いかなと思ったが、43℃あたりと思われる。


左側にあるのが一般的な主浴槽で、ほぼジェット関連の湯船。
主浴槽の右側が浅めの座湯で、2つある。水枕があって、しっかり機能してる。
真ん中はなにもなくて、左側は深浴槽。こちらにも座湯があって、一番奥がハイパージェットである。
温度は43℃ほど。最初に足を入れた時は熱いと感じたが、小さな子どもは平然と入っていた。


最後は、先ほども紹介した脱衣場の左側にある露天風呂で、扉を開けると手前に外気浴用の椅子が3つ並び、奥にシルク風呂の湯船が高めに作られていた。
タイルは木目調なのでパッとみ木で作られているのかと思ったが、全部タイル。
お湯はシルク風呂で、少しぬるめだった。壁のところにもやはりややぬるめと書かれてあり、子どもの日だったので、菖蒲が投入されていた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用


このように、ちょっと珍しい作りなので最初は戸惑ったけれども、設備はみんなしっかり機能してて、やはり川崎はレベルが高いなと再確認した。東京の先駆的な銭湯と比べても遜色はない。
こうしたところなので当然人気店で、お客さんはかなり多く、入店した直後はカランがほぼ埋まるほどだった。
少し経ったらお客さんがハケてきたので、訪れるなら開店から少し経った頃の方がいいだろう。
駅から遠く、正直アクセスは不便なところではあるが、それでも訪れる価値がある銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 川崎
経路 バスで「大島3丁目バス停」「四ツ角バス停」より徒歩2分。
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 昔ながらの建物
壁画・眺望 モザイクタイル、広い中庭
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 電気風呂、ジャグジー、露天風呂、水風呂
サウナ なし
温度 41~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 すごく丁寧
清潔さ すごくきれい
貸しタオル あり(40円)
備え付け なし

◆人
受付 50代の男女
客層 高齢者中心ながら親子連れ

【案内】

住所
〒210-0835 
川崎市川崎区追分町15-2

電話
044-333-2800

営業時間
15:00〜24:00(毎週日曜日は7:00〜11:00も営業)

定休日
不定休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ転載


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