太平洋戦争は大日本帝国の「国家神道軍国主義ファシズムhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%…E%E9%81%93 」がアメリカの「自由民主主義、科学合理主義」に敗れた戦争であった。
人命を軽視した「精神主義の傲慢と過信」が人命を最重視した「科学・合理主義」に敗れた戦争であった。
零戦は開戦当初は無敵を誇ったが、アメリカが対抗投入した「F6F・ヘルキャットhttp://ja.wikipedia.org/wiki/F6F_(%E8%88%AA%E7%A9%B…%E6%A9%9F) 」に駆逐された。
これは零戦が人命を守る装備を一切せずに、軽量化・運動性能を最重視したのに対し、ヘルキャット がコックピットにも燃料タンクにも、パイロットの人命を重要視した設計であったためであった。
また大日本帝国海軍はレーダーを軽視し、マリアナ・サイパンの海戦時は、ほとんどが双眼鏡を使った「目視」であった。
それに対してアメリカ軍は高性能レーダーにより日本軍の航空機攻撃を事前にすべて確認していたので、待ち伏せ攻撃で撃破した。
その為日本の連合艦隊はマリアナ沖海戦で空母3隻、艦載機300機以上を失い、ここに壊滅した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%…7%E6%88%A6
なんとかアメリカ機動部隊にたどり着いた攻撃機も艦砲射撃に阻まれて撃墜されていった。
マリアナ沖海戦ではアメリカ機動部隊は全艦がVT信管砲弾を装備していた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E6%8E%A5%E4%…1%E7%AE%A1
これは15m内の電磁波に反応して爆発する砲弾で、命中しなくてもその破片と爆風で航空機を撃墜することができた。
これは原子爆弾に並ぶ兵器の大発明であった。
アメリカのカーネギー研究所は太平洋戦争開戦前からこの開発に取り組んでいた。
このVT信管砲弾の艦砲射撃を潜り抜けての攻撃はほぼ無理だった。
マリアナでの日本連合艦隊の壊滅により孤立した日本軍サイパン守備隊は、4万の兵と1万の住民が万歳突撃や自決で全滅した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%…6%E3%81%84
これがきっかけとなって「神風特攻隊」が出撃するようになる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E9%A2%A8%E7%…3%E9%9A%8A
しかしVT信管砲弾の艦砲射撃をかいくぐって体当たりできた神風特攻機はほとんどなかった。
VT信管砲弾の艦砲射撃は「神風特攻隊」を撃滅したのだった。
日本が「VT信管」の存在を知ったのは戦後のことだった。
この狂気の「神風特攻」で失われた航空機は2406機、3千数百人の若者が命を落とした。
それも体当たりを果たす事無く。
迷信と傲慢と過信をまとった「国家神道軍国主義ファシズムhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%…E%E9%81%93 」は「自由・人命尊重の自由民主主義、科学・合理主義」に敗れたのだ。
<NHKスペシャル ドキュメント 太平洋戦争>
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