野球は韓国代表がキューバを破って優勝しました。
3-2で迎えた9回裏のキューバの攻撃では、プエルトリコ人のアンパイア(球審)がキューバに勝たせようとして、ド真ん中の球をボールと宣告するような、そんなひどい判定で1死満塁まで詰め寄られましたが、監督を先頭にそれを冷静に乗り越えてダブルプレーで乗り越えました。
見事な闘いでした。
韓国の皆さん、おめでとう。
決勝トーナメントでのイ・スンヨプ選手の活躍が印象的でした。
イ選手は韓国の主砲ですが、日本との準決勝に臨むまでは打率1割台という不調に苦しんでいました。
しかし自分の立場を見失うようなことはなかったのです。
日本戦を前に若手の選手の中にはさすがに不安感が漂っていたようですが、イ選手は4番バッターとして、そして先輩選手として「ぼくを信じろ」と言ったそうです。
韓国の選手にとって3位内にはいることは、兵役を免除されて野球に専念することを約束されるわけですから、その切実さはぼくらの想像をはるかに超えたものなのです。
イ選手の一言でようやく若手の中に落ち着きが戻りました。
実際、日本戦では8回一死一塁から勝利を決定づけるホームランを打ったのです。
そしてキューバとの決勝戦では1回にいきなり2ランホームランをかっとばして、ゲームの主導権を握りました。
さて優勝戦は終始緊迫したシーンの連続で、すばらしいゲームになりました。
しかし最終回になっていよいよキューバの敗戦が濃くなると、プエルトリコの球審が露骨にキューバ寄りの判定を始めました。
韓国投手の投げる球をなんでもボールと言い出したのです。
四球が続いて、満塁にまでなりました。
韓国の捕手がたまりかねて、ひとこと審判に言ったのですが、たちまち理由も告げずに退場が命じられました。
偏った判定はテレビでも歴然としていました。
一方、ラジオを中継していたNHKアナウンサーの松本秀夫さんと解説者の野村謙二郎さん(元広島カープ)は、この審判の暴挙を的確に放送しました。
このような判定がまかり通っていては、野球はやはり世界では二流のスポーツと見られ続けます。
真実を電波に乗せた両氏の勇気は、オリンピックの陰の金メダリストです。
おそらくラジオを聞いていた日本のすべての野球ファンが、最後は韓国を応援していただろうと思います。
ぼくたちもそうでした。
韓国の皆さん、おめでとう。
そして逆境にも冷静に対処してチームを勝利に導いた韓国の監督に心からの敬意を送ります。
おそらく敗北も覚悟しての静けさではなかったかと思います。
立派でした。
イ・スンヨブ選手は韓国に凱旋したあと日本に戻って、また読売ジャイアンツでプレーをします。
タイガース・ファンのぼくらとしては、手ごわい選手が戻ってくるわけですが、しかしそれはそれとして、よくやった、と拍手で迎えたいと思います。
イ・スンヨプさん、おめでとう。
3-2で迎えた9回裏のキューバの攻撃では、プエルトリコ人のアンパイア(球審)がキューバに勝たせようとして、ド真ん中の球をボールと宣告するような、そんなひどい判定で1死満塁まで詰め寄られましたが、監督を先頭にそれを冷静に乗り越えてダブルプレーで乗り越えました。
見事な闘いでした。
韓国の皆さん、おめでとう。
決勝トーナメントでのイ・スンヨプ選手の活躍が印象的でした。
イ選手は韓国の主砲ですが、日本との準決勝に臨むまでは打率1割台という不調に苦しんでいました。
しかし自分の立場を見失うようなことはなかったのです。
日本戦を前に若手の選手の中にはさすがに不安感が漂っていたようですが、イ選手は4番バッターとして、そして先輩選手として「ぼくを信じろ」と言ったそうです。
韓国の選手にとって3位内にはいることは、兵役を免除されて野球に専念することを約束されるわけですから、その切実さはぼくらの想像をはるかに超えたものなのです。
イ選手の一言でようやく若手の中に落ち着きが戻りました。
実際、日本戦では8回一死一塁から勝利を決定づけるホームランを打ったのです。
そしてキューバとの決勝戦では1回にいきなり2ランホームランをかっとばして、ゲームの主導権を握りました。
さて優勝戦は終始緊迫したシーンの連続で、すばらしいゲームになりました。
しかし最終回になっていよいよキューバの敗戦が濃くなると、プエルトリコの球審が露骨にキューバ寄りの判定を始めました。
韓国投手の投げる球をなんでもボールと言い出したのです。
四球が続いて、満塁にまでなりました。
韓国の捕手がたまりかねて、ひとこと審判に言ったのですが、たちまち理由も告げずに退場が命じられました。
偏った判定はテレビでも歴然としていました。
一方、ラジオを中継していたNHKアナウンサーの松本秀夫さんと解説者の野村謙二郎さん(元広島カープ)は、この審判の暴挙を的確に放送しました。
このような判定がまかり通っていては、野球はやはり世界では二流のスポーツと見られ続けます。
真実を電波に乗せた両氏の勇気は、オリンピックの陰の金メダリストです。
おそらくラジオを聞いていた日本のすべての野球ファンが、最後は韓国を応援していただろうと思います。
ぼくたちもそうでした。
韓国の皆さん、おめでとう。
そして逆境にも冷静に対処してチームを勝利に導いた韓国の監督に心からの敬意を送ります。
おそらく敗北も覚悟しての静けさではなかったかと思います。
立派でした。
イ・スンヨブ選手は韓国に凱旋したあと日本に戻って、また読売ジャイアンツでプレーをします。
タイガース・ファンのぼくらとしては、手ごわい選手が戻ってくるわけですが、しかしそれはそれとして、よくやった、と拍手で迎えたいと思います。
イ・スンヨプさん、おめでとう。