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ブログ版 シュプリッターエコー

野田さんは詭弁ドジョウ?

2011-11-12 22:52:00 | セイジ
 首相の野田さんは自分のイメージを、宮沢賢治の作品に出てくる素朴な農民のような、朴訥(ぼくとつ)な人間につくろうとしていますがね。
 わたしはドジョウだ、なんて言ってね。
 でも、あやしいですよ、あれ、どうも。
 ほんとうは、なんでもヌルヌルと言いぬける詭弁家(きべんか)じゃないですか。

 TPP(環太平洋連携協定)の問題もね、結局ワケのわからないことをヌルヌル言って、切り抜けてしまいましたでしょ。
 産業の発展には、TPPに加わって完全な自由貿易へ進むことが必要だ。
 けれど、私(首相)は農業も守り通す。
 今の医療制度も守り通す。

 そりゃあ、言葉ではなんとでも言えますよ。
 文法にさえそっていれば。
 この花は白くて黒い。
 そう言っても、これは文法的には主語と述語が正しい場所にありますからね、言葉としては成立する。

 工業と農業は完全自由化の中でも両立する。
 そう言っても、文法上は正しいわけで。
 言葉として成り立つわけで。
 野田さんは、文法的な正しさを意味の正しさにまで広げておいて、つまり文法を意味にすりかえて、それでしてやったり、と思ってるわけですね

 自由貿易にまつわる工業と農業の対立というのは、言葉の表現のしかただけで解けるような、そんな生半可(なまはんか)なもんじゃないですよ。
 これは、国家の対立の中でも最も深刻な対立の一つでしてね。
 とにかく、アメリカの歴史を揺るがした最大の内戦、あの南北戦争の原因がこの対立なんですから。

 アメリカの最大の狙いの一つが、アメリカの農産品を日本へ大々的に売り込もうということでしょう。
 日本の関税を取っ払って、どんどん売り込む。
 日本の稲作を壊して、カリフォルニア米の市場にする。

 詭弁ドジョウは、どうみても、オバマ大統領のチンになって、日本国民を言いくるめようとしてますね。
 やばいですよ、あのひと。
 思い過ぎ?
 でも、ぼくにはそうとしか見えませんが。  

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