目前の死の回避とその後の死の回避

　現在、下火になりましたが、エイズはアフリカで猛威を振るっているそうです。アフリカ以外の地域でも中国で猛威をふるっているそうですが、何分社会主義文化の統計ほど当てにならないものないため、表にはでません。
　そのアフリカのエイズで悩む国々がエイズの発病を抑える薬を闇で生産しＥＵと問題になってかなりにの時間が経過しました。エイズは感染したら根治できる方法は未だありませんが、発病を止めることは何とか出来るそうです。そこで、そのエイズの薬の開発に莫大な資金を製薬会社費やしたわけです。しかし、「命をカネで買うのか」の批判とともにアフリカの国々は闇（堂々とパテント料金の支払無視）でコピーしているようです。ある一面から見ると当然の行為と映ります。
しかし、エイズの根治「薬」は、まだ開発されていない訳です。膨大な開発費用をつぎ込んだ製薬会社が、開発費の回収ができない事例を見て、新たに膨大な研究費をつぎ込むでしょうか？疑問が残ります。
　目前の生命の危機とその後の生命の危機に対処するための開発費用とのバランスをとることは非常に困難です。世界中の人間はエイズの根治「薬」の開発を求めていますが、エイズ患者は目前の死の回避を求めています。
　医療感染者には責任はないと思われわれますが、ゲイやｓｅｘ感染者は自己責任を問い易いのは確かです。この膨大な薬の開発費用が回収できなければ製薬会社は倒産します。
　冷たい言い方をすれば、「自己責任ではないのか」と言うことです。が、識字率が40％前後の地域で単に「自己責任」で良いのかということも考えさせられます。