バッタ物の国に対する報道

　中国にある、ディズニーランドの紛い物が日本の各テレビ局で報道されました。一番大きな問題はこのディズニーランドもどきが国営企業であることです。中国はアメリカをはじめＷＴＯ加盟国から非難を受けていて「指導している」と回答しています。しかし、国営企業からしてこの状況です。
　さすがに、中国よりのテレビ朝日やＴＢＳでも報道しましたが、トーンは「発展の途中だからしかたない」と言った論調でした。しかし、ディズニーをはじめ日本のキティちゃん、ドラエモン（テレビ朝日が自局の番組なので責任をもつのでしょうか？）のバッタ物までありました。パクラれた企業は仕方ないではすみません。日本テレビがこの被り物をしている連中が写真を写すのに金銭を要求していることまで報道しました。テレビ朝日やＴＢＳの映像と同じモノのようでした。被り物の脱ぎ顔を出し金銭を要求している場面が、なぜ報道されるところと字幕や音声さえ出さないところに分かれるのか、面白いものを見た気がします。映像の配信元が多数あるとは考えられませんので、自社に都合の良いように編集して報道していると思われます。
　このようにして情報にベクトルをかけているのだと改めてみることができました。自分たちの主張と異なると外電はかなりいい加減に報道しているようです。
更に面白かったのは、テレビ朝日内でも論調が分かれているようでした。
ドラエモンもクレヨンしんちゃんも中国では著作権が無視されていますから、同じ社内でも担当者や利害関係（派閥等？）で意見が分かれるのでしょう。