本日は指向を少し変えまして銃器の基礎について記載します。これが軍事の基礎になりますのであしからず。
まず、ピストルの弾丸とライフル(小銃)の弾丸とではその破壊力、射程距離に格段の差があります。ピストルの有効射程距離は25m程度です。一方ライフルでは300m以上になります。また、軍用ヘルメットでピストル弾は止めることが出来ますが、ライフル弾では紙みたいに貫通します。更にライフル弾を止めることが出来る防弾チョッキは鉄板をいれたモデルでも困難です。通常のタイプではライフル弾を止めることはハッキリ言って無理です。基本的に車のドアが盾になるのはピストル弾でも怪しいのですからライフル弾ではありえません。
次に同じ弾丸でもその種類により破壊力がことなります。軍用に使用する銃弾は国際条約により、メタル(銅)を被せるものしか使用できません。これを通常メタルジャヶット弾と呼んでいます。このメタルジャケット弾は貫通力があり人体も貫通するため、被弾者は急所に当たらない限り死にいたりません。傷口も小さく銃創(怪我)の治りも早いという特徴があります。ダムダム弾のように鉛がむき出しで人体に当たる前に空気抵抗で破裂して被弾する弾丸の使用は軍用では使用できません。しかし、治安維持(警察用)では使用します。弾丸が貫通しないため二次被害を防ぐことが出来るためです。これは傷口が汚く大きくなるため、死に至るまで苦しむケースが多く軍用では使用できませんが警察用として2次被害者が出にくいため使用されています。
鉛の変わりに鉄鋼を使用した鉄鋼(アーマーピッシング)弾は貫通力の強化を図った銃弾です。更に俗称グリーンチュプ弾と言った怖るべき弾があります。弾丸をホーロー加工した鉄鋼弾です。この弾丸はアメリカでも所持さえ禁止されていて1発所持するごとに懲役が1年加算されると言う物です。この弾丸は例えピストル弾でも防弾チョッキはおろか防弾ガラスさえ防ぐことはできません。
マシンガンはライフル弾を使用する機関銃であり、サブマシンガン(ヨーロッパではマシンピストル)はピストル弾を使用する機関銃です。戦場ではマシンガンの方が有益ですが、人ゴミの中を想定した警備や屋内では、貫通した弾丸による二次被害を少なくするためにもサブマシンガンの方が有益です。そのため警察の特殊部隊が使用する銃器はピストル弾を使用する銃器が多くなります。
軍用ではピストル弾を使用する銃器はサイドアームズと呼ばれ二次的な兵器となります。
ピストル弾の初速は現在一番早いと言われるレミントン357マグナムフルメタルジャケット弾で約370m/秒ですマッハ1強程度です。しかしライフル弾ではその3倍は当たり前です。弾丸の重さもライフル弾はピストル弾の3倍程度ありますから、エネルギー=質量×初速の2乗と言う物理の公式に当てはめますと初速が3倍と言うことは9倍となり単純に質量の3倍をカケて27倍にもなります。しかもライフルの弾速は音速の3倍となるため、音より早く着弾することになります。
このように、ライフルとピストルとではその破壊力から射程距離が全く異なります。現在日本のテレビドラマではライフルとピストルが同条件で打ち合ったり、装甲していない車のドアを盾にしたりとメチャクチャです。
軍事的ことがらを議論する上ではこのようなテレビドラマのイメージを捨てて議論しなければ、社民党や共産党との議論ように現実とも噛み合うことは有り得ません。
まず、ピストルの弾丸とライフル(小銃)の弾丸とではその破壊力、射程距離に格段の差があります。ピストルの有効射程距離は25m程度です。一方ライフルでは300m以上になります。また、軍用ヘルメットでピストル弾は止めることが出来ますが、ライフル弾では紙みたいに貫通します。更にライフル弾を止めることが出来る防弾チョッキは鉄板をいれたモデルでも困難です。通常のタイプではライフル弾を止めることはハッキリ言って無理です。基本的に車のドアが盾になるのはピストル弾でも怪しいのですからライフル弾ではありえません。
次に同じ弾丸でもその種類により破壊力がことなります。軍用に使用する銃弾は国際条約により、メタル(銅)を被せるものしか使用できません。これを通常メタルジャヶット弾と呼んでいます。このメタルジャケット弾は貫通力があり人体も貫通するため、被弾者は急所に当たらない限り死にいたりません。傷口も小さく銃創(怪我)の治りも早いという特徴があります。ダムダム弾のように鉛がむき出しで人体に当たる前に空気抵抗で破裂して被弾する弾丸の使用は軍用では使用できません。しかし、治安維持(警察用)では使用します。弾丸が貫通しないため二次被害を防ぐことが出来るためです。これは傷口が汚く大きくなるため、死に至るまで苦しむケースが多く軍用では使用できませんが警察用として2次被害者が出にくいため使用されています。
鉛の変わりに鉄鋼を使用した鉄鋼(アーマーピッシング)弾は貫通力の強化を図った銃弾です。更に俗称グリーンチュプ弾と言った怖るべき弾があります。弾丸をホーロー加工した鉄鋼弾です。この弾丸はアメリカでも所持さえ禁止されていて1発所持するごとに懲役が1年加算されると言う物です。この弾丸は例えピストル弾でも防弾チョッキはおろか防弾ガラスさえ防ぐことはできません。
マシンガンはライフル弾を使用する機関銃であり、サブマシンガン(ヨーロッパではマシンピストル)はピストル弾を使用する機関銃です。戦場ではマシンガンの方が有益ですが、人ゴミの中を想定した警備や屋内では、貫通した弾丸による二次被害を少なくするためにもサブマシンガンの方が有益です。そのため警察の特殊部隊が使用する銃器はピストル弾を使用する銃器が多くなります。
軍用ではピストル弾を使用する銃器はサイドアームズと呼ばれ二次的な兵器となります。
ピストル弾の初速は現在一番早いと言われるレミントン357マグナムフルメタルジャケット弾で約370m/秒ですマッハ1強程度です。しかしライフル弾ではその3倍は当たり前です。弾丸の重さもライフル弾はピストル弾の3倍程度ありますから、エネルギー=質量×初速の2乗と言う物理の公式に当てはめますと初速が3倍と言うことは9倍となり単純に質量の3倍をカケて27倍にもなります。しかもライフルの弾速は音速の3倍となるため、音より早く着弾することになります。
このように、ライフルとピストルとではその破壊力から射程距離が全く異なります。現在日本のテレビドラマではライフルとピストルが同条件で打ち合ったり、装甲していない車のドアを盾にしたりとメチャクチャです。
軍事的ことがらを議論する上ではこのようなテレビドラマのイメージを捨てて議論しなければ、社民党や共産党との議論ように現実とも噛み合うことは有り得ません。