社会科学上の不満

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虚勢の中国

2015-06-06 00:00:57 | 外交と防衛

 中国共産党系メディアは25日、同国と周辺国が領有権で対立している南シナ海問題に関し、米国が中国に人工島建設の停止を要求することをやめなければ、米国との「戦争は避けられない」とする論説を掲載した。
 人民日報傘下の環球時報は論説で、人工島建設作業を「最も重要な結論(bottom line)」と位置付け、中国は作業を完了させる決意である、と述べた。
 米国は、南シナ海での中国の動きを警戒し偵察機を派遣。中国は前週、これに「強い不満」を表明した。
「(中略)」
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0OA0E020150525

 

 得意の大口、実行力は伴うのか?中国か米国何れかが宣戦布告を行った瞬間か米軍の反撃が始まった瞬間に、中国の7大軍区から米国に寝返る軍区が出てくるであろう。

 7大軍区→7大軍閥と言っても良い情況である現在の中国国内は。更に一人っ子政策で一人兵士が戦死すれば2家族の面倒は誰が見るのか?それこそ戦死者の数により暴動がおきるぞ。志願兵と言っても一人っ子で甘やかされて育った中国人民解放軍に実力が発揮できるのか?太平洋上で船酔いする海軍である。

 中国や中東の為政者は米国に対し威勢の良いことを言わねば内政を維持できない。

 客観的判断を必要とする「軍事行動」において、政権中枢まで威勢の良い発言をしなければならない状況は、大東亜戦争末期の我が国を省みれば理解できる。開戦直前の御前会議で山本五十六大将が「2年半は暴れて見せる」と言うことで開戦が決した。しかし初戦の連戦連勝に浮かれた軍部や政府はこの「2年半」と言う期限を忘却してしまった。結果約4年の戦争で日本は疲弊し負けてしまった。

中国も威勢が良いことを言って国内向けのアピールは良い、イラクも同様だった。しかし日米が本気を出せば中国など簡単に叩ける。

 先日米国のシンク・タンクが「日本の自衛隊だけでも尖閣に限れば中国を打ち負かす」と発表した。海自と空自の戦闘力は中国を付け入れさせない。陸自の対空支援もバカにならない。

 特に潜水艦の能力(静粛性)、対潜哨戒の能力、機雷敷設の能力、機雷掃海の能力、海上補給の能力、索敵能力、戦闘機の稼働率(空自の稼働率は95%を超えている、中国空軍は40%前後と言われている:中国の戦闘機が300機有っても飛行できるのは120機であり空自の戦闘機が200機でも190機は作戦可能)などなどプロレスラーと赤ん坊ほどの差がある。尖閣における地域紛争はいずれの能力も中国軍より上である。

 イラク戦争のイラク軍のように我先に逃げ出す人民解放軍の姿がネットやTVで公開されたら、それこそ虐げられてきた少数民族が反乱を起こし内乱へと中国は進むであろう。

 その前に中国共産党高官の海外資産が凍結没収されることになぜ頭が回らないのか?習近平総書記の娘は米国に留学中である。当然軟禁されるであろう。

 何度もこのBlogに記載してきたが、米中争えば中国が保有する米国債がチャラになる。米国債の整理番号を総べて米国は把握している。この中国の発言は米国にとりありがたい兆候である。100兆円単位の借金がチャラになるということである。

 今月予想される米国の利上げ、それだけでも中国はヤバイのに、自分で崩壊の速度を速めているようだ。流石は大朝鮮、中国共産党は歴史の教訓を生かせず同じことを繰り返すだけの国家である。

コメント (1)
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