■人災のお知らせ
鬼怒川の左岸に自然に土が堆積して丘になり、自然の堤防の役割を果たしている部分があった
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そこに今年3月、ソーラーパネルが設置される事になり丘が削られた
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住民が「堤防がなくなるので危ないのでは?」と役所に問い合わせる
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しかし民有地の工事なので役所は文句を言えなかった
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ソーラー発電の業者も「建物を建てる訳ではないので申請は不要」と市に掘削許可を
とらずに工事をした(法令的にはOK)
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だが市は「住民が心配してるので少し土嚢を積ませて」と業者に相談し、業者も承諾して
気持ちばかりの土嚢が積まれた
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その場所の今をご覧ください。
(画面中央に見えるのがソーラーパネル。左が掘削された自然堤防の丘だった場所。その更に左が川)
民主党政権時の置き土産と言っても過言ではない。思いつきの政策など10年ももたない。これはソーラーパネル設置者への賠償が凄いことになる。これは行政の落ち度でもある。何度もこのblogに書いているように、税金を納めるのは「生命と財産を守る」ことを国(地方)が行うためである。水害を防いでいた自然の堤防である。河川法にも違反しなかったと言う事か?しかし常総市の責任は明白である。
常総市 2014-07-25
野芳之議員が鬼怒川沿いの太陽光発電事業について質問されています。
質問より答弁のほうに情報量が多かったので、そちらのみ引用します。
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◯都市建設部長
それでは、風野議員の御質問にお答えいたします。
鬼怒川左岸の若宮戸地区につきましては、堤防が築かれていない無堤部が約1キロメートルにわたり存在しておりますが、通称十一面山の丘陵部が自然の堤防の役目を果たしておりました。御指摘の若宮戸地先におきましては、ことし3月下旬に若宮戸地区の住民の方より丘陵部の一部が掘削されているとの通報があり、現地を直ちに確認し、鬼怒川を管理している国土交通省関東地方整備局下館河川事務所へ報告したところでございます。当該地区は民有地であったため、民間事業者の太陽光発電事業により丘陵部が延長約150メートル、高さ2メートル程度掘削されたものでありました。今年度の出水対策といたしまして、下館河川事務所で検討をしていただいた結果、太陽光発電事業者の土地を借りて丘陵が崩された付近に掘削前と同程度の高さまで大型土のうを設置することとし、現在常総市とともに交渉を進めている状況であります。また、今後は下館河川事務所において築堤の事業化に向けて検討していると聞いております。
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◯道路課長
このソーラー事業に関しましては、建築物をつくるものでもないということですので、開発とかそういう届け出は市のほうになされておりませんでした。そういうこともございまして、ちょっと把握はしてなかったんですが、土のう設置について何回か接触しておりまして、その中の話では、大体6月中くらいに整地が終わって7月から太陽光パネルを設置するという予定で聞いております。
いくら民有地とはいえ、堤防としての機能を果たしていそうな土地を、どこにも相談も通知もなく掘ってしまうというのも凄いですね。何十年もそこで事業を行うのですから、それなりの配慮をしたらよさそうなのに。
短期的には土のう、長期的には堤防を作るようですが、洪水になれば流されたり水没したりすることもあるでしょう。光が当たっていれば発電してしまうので感電や発熱など、今まで以上の注意が必要でしょうね。
原発だって停止しても発熱を止められなかったから事故になったわけですから。
以前このblogでソーラー発電は使い物にならないと盛んに書いていた時代があった。電気には交流と直流とがある。このことさえ知らない方が「ソーラー発電はクリーンである」と喚いていた。造った電気は直流しか蓄電できない。家庭の電気は交流100Vであり直交変換で効率は悪い。交流で蓄電できたらノーベル賞である。天気により発電量が変化するソーラー発電は蓄電に向かない、雨天で40%の発電力が日本製ソーラーの最高峰。韓国産、中国産は押して知るべし。蓄電も電圧の変動を嫌う、変動率+-20%内でないと蓄電は困難(高級機種)。自分の家庭の電力使用量だから問題になっていないだけである。広域の電力供給には向かない、家庭の電気が100V-10%でPCは誤作動を起こす。電力会社の買取条件が厳しいのはこのためである。
中国や朝鮮半島からの指示で原発は潜在的脅威(核製造)になるため廃止したいとの意向が影響しているのではないか?民主党政権時の政策だから疑いたくもなる。