社会科学上の不満

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AIIB始動、今年は波乱の一年か?

2016-01-01 00:00:00 | 社会常識と教育

 開けましておめでとうございます。本年は激動の時代となると予測されますが、旧年通り宜しくお願いいたします。

  早速、昨年末に中国がはじめたAIIBが始動したようだ。誰も肉どころか野菜さえも持ってこないバーベーキューがスタートした。

中国が主導するAIIB(アジアインフラ投資銀行)が25日、正式に発足した。中国財政省によると、アジアインフラ投資銀行の創設メンバー57カ国のうち、ドイツやイギリス、韓国など17カ国が、25日までに設立協定を批准した。
 これにより、批准した国の出資額が資本金全体の50%を超えたとして、中国財政省は、正式に新銀行が発足したことを宣言した。新銀行は1月、開業式典を開き、2016年中ごろには、初めての融資を実施する計画。
 初代総裁に就任する予定の金立群氏は、中国メディアの取材に対し、「アジア開発銀行のメンバーも加入申請できる」と述べ、日本などにも新銀行への参加を呼びかけている。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00312244.html

   引き受け国(保証人みたいなモノ)は韓国に引き受けさせたようだ、さすが宗主国様。スバラシイ、無慈悲な行いである。

 ネット上に、正式名称が、亜細亜・インチキ・イカサマ・銀行 なのに 今時、誰がそんな詐欺にひっかかるのでしょうかネ  との書込みがあった。新年早々、座布団一枚。

 日本を待つ必要はないので。また創設メンバー国57ヶ国中批准したのが17ヶ国。これは順当と見て良いのか?私には失敗に見えるのだが。

 中国は拠出金の30%の割り当てを加盟国に見せたのか?現ナマを見せなければ誰も拠出しないのではないか?普通は。

 また先日ADBから中国は融資を受けた、ADBに対しても財務状況を報告しなければならないのではないか?この時AIIB融資分の金額を報告する義務を負う、それからでも遅くないと考えている加盟国は多いと考えられる。

 格付け会社はどこも格付けさえしてくれなかった、ジャンク債権ではないか。ハイリスク・ノーリターンではないのか?

 AIIB参加を謳っていた評論家や左翼系マスコミはどうしたのであろう。少なくとも評論で飯を食っている以上、自分の評論には責任を持つべきである。マスコミが責任を持たないのは日常のことである。今年はこの様な無責任体質を許さない法案を作る事が政治の課題の一つではないのか?

 日本が中国の緑化に拠出する100億円もAIIBに運用される心配がある。紐付けで拠出しないと目的外の事に使用される。それが中韓ではないか、左翼の寝言に惑わされるより経験を生かすべきである。

 そもそも元金となる資金は集まったのか?元がSDRとなるのは10月以降である。ドルは集まったのか?ドルを集めて融資と利回りは「元」と言うのでは誰も出資しないぞ。

 10月までに中国の財務の透明性や国際金融ルールの遵守を行うことがSDR加盟の条件だった。南沙諸島で米国をはじめとした国際社会と揉めていては、中国経済は更に混迷にはまる。中国そのもの存立さえ危うい。この時点でAIIB始動とは、中国の焦りがよく見える事象である。

コメント
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