阪神淡路大震災から今年の1月17日で21年、仕事で震災の1年後神戸を訪れた事があった。西宮駅舎等に大きなヒビ割れが残り、片付けられた「空き地」が未だ震災の大きさをイヤでも見せ付けていた。
震災当時の村山内閣は、自衛隊の存在を疎んじていた社会党である。故に自衛隊の使い方が解らなかった。左翼は「国民の生命より自分たちの主義主張を優先する」と言うことが国民に理解された。また、その数ヵ月後オウム真理教による地下鉄サリン事件が起こる。
左翼政権の治安維持能力の底が浅いことが明白となる。その時の村山総理の言葉が「何分初めての事なので・・・」だった。想定外ということか?本当に思考能力の根幹が「お花畑」だった。
神戸市が自衛隊の救援を拒んだ事実もある。知人がその時の部隊長である、「自衛隊は帰れ」と言われたそうだ。初動段階の話である、県知事の要請がないので法的には自衛隊は動けない、故に自衛隊は被災初期「観測ヘリ」しか飛ばせなかった。その被災状況酷さに駐屯地司令部は驚愕する。自衛隊に出動命令がでたのは政府にその映像を上げて半日後だった。
左翼の連中の特徴は「自衛隊反対」なのだが、被災すれば「助けろ」である。自分の発言に責任を持つならばそのまま自力でもしくは共産党や民主党(旧社会党)に助けてもらえ、彼らは危険な現場には近寄らないが。大声で喚けば理不尽な事でも通ると思っている、本当に日本人か?思考が多くの日本人とは異なるぞ!
www.youtube.com/watch?v=gwF5qKp3b1Q
彼女は被災者の、生死の境にいた人間の本心をよく伝えている。その情況に想像できない頭の悪い連中に対する怒りがよく解る。「有事」は戦争だけではないのである。
同様に東北大震災時の政権も自衛隊に否定的な民主党政権、偶然か?震災は偶然でもその対応の悪さは必然である。所詮、左翼政権である。
民間ヘリの組織化を行い物資運搬を行った。この時政府のボランティア担当相は辻本議員だった。「ヘリ、わかりません」で24時間無駄にした。岡田議員を通し何とか国交省に繋がり実現できた。被災後72時間が重要と言うのに24時間が無駄になった。
そして今回の北関東大水害時より多いマスゴミのヘリ。航空管制のない現場で無駄なヘリが多すぎる。NHK、民放、外電の3機体制でよいのではないか?被災者サイドからも「ヘリの音で助かったと思ったらマスコミのヘリで落胆した」とあった。
自衛隊の救助ヘリに近すぎて邪魔しているようにしか見えないTV朝日のへり(テロ朝だから現場の安全より自分たちの主張が大事なようだ)
福島の第一原発事故、裸の東京のハイパーレスキューの活躍は記憶に新しい。なぜ真っ先にNBC(対、放射線・細菌・毒ガス)装備の戦車で整地してからハイパーレスキューを派遣しなかったのか?翌々日からドーザブレード着きの74式戦車が整地していたではないか。裏事情は管総理の官邸が防衛省の進言を無視したからである。防衛関係者の間ではこの事は常識である。総理と言うよりその官邸の取り巻きが戦車の運用に二の足を踏んだのである。
左翼は「国民の生命財産の保護」と言う国家存立の礎より、自分たちの主義主張を優先させるという明白な証左であり、これでは支持率が下落するのを止められない。
御嶽山の救援時、「戦車をなぜ使う」とツィートし炎上した左翼、先ず戦車と装甲車との違いが理解できていない。「なぜ自衛隊を派遣するのか?」と喚く左翼。国民の生命より自分たちの主張が大事であることがここでも証明された。
神戸の阪神淡路大震災から21年目に改めて思う。左翼では助かる命も助からない。